2010/07/25

どこまでも行くよ自転車で。

普段から自転車による移動がメインで、家の近所から片道5km程度なら仕事の打ち合わせにも自転車を使用する。

しかし、そんなマイ自転車も購入から5年近く経ち、走行距離もそれ相当走った為かもうボロボロ。

ギアは無いしカゴはガタガタ。ブレーキは怪電波が出そうなくらい激しい音を鳴らすし、効きも悪い。

そんな自転車に今日も股がり、行き先も決めずに家を出る。ただ決めているのは荒川方面に行こうと。

自分で握ったおにぎり2つと、冷凍食品を温めたおかずをアルミホイルに包み、ピクニック気分で昼食を準備。

それを片手に永代通りを東に進路を取り、新砂から荒川に進入。

この荒川、河口の葛西臨海公園から上流に約90kmの熊谷まで「荒川サイクリングロード」というものが整備されている。

実家が熊谷なので、このまま里帰りと行きたい所だが、さすがに自転車が壊れかねない、その前に体が壊れそうなので

とりあえず河口までちょっと移動。

清砂大橋から2km程行くと右岸のサイクリングロードは終了。見えるのは荒川河口橋と高速の湾岸道路。そして京葉線。

その先に広がる東京湾からやってくる船や水上バイクを眺めながら河口でランチ。

日差しはガンガンに強いが、東京湾からやって来る強い風のお陰で暑さを余り感じない。



コンデジなので画質はいまいち。


大きく握り過ぎたおにぎり2つを頬張り体力満タン!

ここから更に東を目指し千葉県、舞浜のディズニーリゾートを覗き、千葉市方面まで走ってみようかと思ったが、

折角なので荒川サイクリングロードを北上してみることにした。

非常に走り易く、背中から受ける風で多少漕ぐだけでスピードが出るものの、如何せんボロ&ギア無しな自転車。

ロードバイクやクロスバイクに比べたら半分以下のスピード。どんどん横から抜かされて行く。



上半身裸の人はよく見かける。



色々な形の橋を拝める。


自分のペースでのんびりと走りながら、河原でやってる少年野球や頭上を通過する鉄道を眺めながら

江東区から江戸川区、墨田区、足立区、北区と走り、30km程走って埼玉県の川口市へと一瞬入る。

岩渕水門で支流となる隅田川を渡るとそこは赤羽。東北本線の鉄橋では先日東室蘭で見送った寝台特急のカシオペア、

それと、お召し列車となるE655系「和(なごみ)」を見送った所で、そろそろ帰る事にする。

来た道を折り返すというのはちょっと味気ないので、国道122号から明治通経由で。

日差しを浴びた顔と腕は一層黒みが増し、足もパンパンにはなったものの、心地よい疲れ方。

また近々遠出したい。自転車が壊れない限り。


走った距離:約60km 食べたおいしいもの:特になし

2010/07/20

2010夏18きっぷの旅 大井川鉄道編

夏の18きっぷの季節だ!

今冬の18きっぷは発売未定ということで、もしかしたら当分の間列車旅が出来ない可能性もあるので

今回は9/10までの期間目一杯、可能な限り旅に出るぞ。

そんな18きっぷ利用初日、日帰りで静岡・金谷に向かう。

目指すは湖に浮かび、赤いレインボーブリッッジに挟まれた駅、大井川鉄道の奥大井湖上駅。

朝一の東京駅からムーンライトながらでも使用される車両、373系電車でフカフカの座席に座る事3時間半、

乗り換え無しで一気に静岡駅。

この後、焼津駅で途中下車し、レンタサイクルで焼津港まで出て新鮮な海鮮丼でも食べようかとも思ったが

腹の具合を見て急遽キャンセル。そのまま金谷駅まで向かうことにした。

金谷駅から千頭駅、更には井川駅まで走る大井川鉄道は全国でも珍しく、平日も含めほぼ毎日SLが運行されている。

そんなSLにも乗りたくて、事前にネットで予約済み。

予定の時刻よりも早く金谷駅に到着した為窓口で乗車SLの変更。

そして奥大井湖上駅までの往復料金5,560円を支払う。うぅ結構高い。

改札が始まり、狭いホームに入ると茶色くて渋い電気機関車がゆっくりと入線。この電気機関車が既に年代ものな感じ。

その電気機関車に引っ張られてやって来たのがSLのC11 190。




電気機関車いぶき500形。これだけでも渋い。




昨年新潟駅から新津駅まで乗車した「SLばんえつ物語」では客車は全てリニューアルされ、

外装内装含め比較的現代風な造りになっていたが、大井川鉄道のC11は全く違う。

製造された当時のままなのか、ドア・窓は完全手動。床はもちろん木だし、空調は扇風機のみ。

洗面所にある壁のタイル張りなども時代を感じる。どちらかと言うとSL汽車よりも客車の方に興味津々。

昨日までの連休中は連日満席状態だったらしいが、今日は平日。乗客の数はパラパラ程度。

金谷駅で購入した駅弁を食べながら茶畑風景を眺めていると、車窓から先日の大雨で水量の増えた大井川が見えて来る。

この大井川沿いを付かず離れず走り、南アルプスの手前の山奥へ入って行くため、トンネルの数も結構多い。

車内の空調設備は頭上の扇風機のみなので、必然的に窓は全開で気持ちいい風を目一杯受けて走るが、

トンネル内に入ると煙の煤が少なからず車内に入って来る。

昔と比べると煙の少ない無煙炭を使っているらしいが、腕にはポツポツと黒いものが。顔も拭くと真っ黒だった。

車内ではアテンダント?さんの車窓案内やハーモニカ演奏などもあり、旅の楽しさを盛り上げてくれる。



リベット打ちの車体もまたイイ!



創られた世界ではなく、昔の世界がここに。







水量が多く川の水が白い。




所狭しと茶畑が広がる。



有名な吊り橋を通過中。




約1時間半で終着駅の千頭駅に到着。千頭駅から井川駅までは非常に小さな車両で走る井川線。

乗り換えまで1時間近くあるので駅前をちょっと散策。

山奥にあるとは言え、今日の日差しは異常な程強く、クーラーが効いた施設も無いので暑くてたまらない。

日当にいては体力を奪われ、最悪熱中症で倒れる危険性もあるので、大井川を眺めたら駅に戻りひっそりと待機。

列車は既に駅で待機しているようなので早めに乗車。

下車時には何度も頭をぶつける程の高さと、路線バスより狭いであろう横幅の車内。非常に小さくて暑い車内だった。

発車時刻になると非常に遅い速度で出発。車両ギリギリの大きさのトンネルや橋梁も多く通るが、

とにかくカーブがキツいようで常に車輪が軋む音が鳴り響く。





小ささが分かってもらえる?



確実に利用客が居なそうな秘境駅の数々に停車しながら更に山奥に進み、アプトいちしろ駅へと到着。

この駅から次の長島ダム駅まで、90パーミルと言う猛烈に急勾配な坂を上るため、

全国唯一の「アプト式」、歯車のようなラックレールを利用する。

去年、信越本線横川駅近くにある碓氷峠鉄道文化むらで見たアレ。

専用の電気機関車を連結し、後ろから押して貰いながら上って行き、次の駅で連結を外す仕組み。

アプトいちしろ駅での停車数分、連結作業も終わりいよいよ90パーミルの勾配へ。

しかし、周りが拓けているせいか、そんなに急勾配な雰囲気があまりしない。

どちらかと言うと狭い山道を上って行く箱根登山鉄道の80パーミルの方が急な気もする?

それでも上って来た道を振り返ると確かに急勾配。途中では水を勢いよく放水する長島ダムが眺められる。




腰高なアプト式電車ED90形。




このマーク非常にカワイイ。



この道をアプト式で上がって来た。



長島ダム駅で電気機関車と別れると、次はひらんだ駅、そして今回の目的地「奥大井湖上駅」に到着する。

湖に架かる赤い橋、その名もレインボーブリッジを渡り、島のようになった中央にあるのがこの駅。

この駅で下車したのは子供連れの家族と初老の夫婦、そして自分の3グループ。

誰も降りないだろうと思っていたので結構意外。

駅は千頭方面と井川方面両方にある橋に挟まれ、駅裏は山になりレイクコテージ奥大井と言う休憩所があるだけ。

橋は歩道も兼ねていて線路の横を歩く事が出来る。

早速橋の歩道から橋の端まで歩く。ここから急な階段を上って山道を歩き、県道まで出て、

隣の接岨狭温泉駅まで行くのがハイキングコースとなっている。

このハイキングコースの途中に今回目指す、奥大井湖上駅撮影のベストボジションがあるはず。




中部の駅100選のも選ばれた奥大井湖上駅。




緑の中へ向かって行く。



トンネルの上からの景色はこんな感じ。


そんな訳で溢れ出る汗を拭きながら、そそり立つ壁のような階段を上る。

階段をしばらく上ると鬱蒼とした山道に入る。が、ここで難敵に道を阻まれる。大量のクモの巣に。

本日一発目の通行者だったのか、とにかくクモの巣の量が半端無い。体中に巻き付くし、カメラにも。

手にボッコを装備していれば徐々にでも前進は出来たのかもしれないが、

とにかくこの日の気温の高さに思考回路はショート寸前、いや完全にショートしてしまってフラフラと駅に戻る。

駅に戻って来ても日陰の場所は少なく、売店などは無いので水分の補給も一切不可。

これはもう軽い熱中症にかかったような感じ?

駅に到着して既に1時間ちょっと経っているが、上り列車が来るまでまだ20分もある。

もうレスキューを待っているような心境。早く来てくれ!と心の中で叫びながら

ジリジリとカラダを焼く日差しを全身に浴び、喉も干からびカラカラ。



ライトを照らしながらやって来た上り列車に勢いよく乗り込んだ後はもうバタリ。

カメラを構える事もほとんどせず、千頭駅では急行券を購入し、再度SLに乗って帰路に着くことにした。

湖に浮かび、レインボーブリッジに挟まれる駅の風景を山上から全景を撮影すると言う目的、今回は達成せず!






空が赤い!


歩いた距離:9.9km 食べたおいしいもの:特になし

2010/07/16

北海道、一般道の速度。

旅に出て、その土地土地での移動を考えるとレンタカーがやはり便利。

マイカーを持っている時は関東から西は四国、北は北東北までも何度も訪れた。

運転マナーも全国各地で結構違いもあり、都内を走る際は車間距離の狭さに恐れをなし、割り込みテクニックの凄さに感心する程。

そんな中でも先日の北海道では大変危険な想いをし、嫌な想いをした。

市街地ではなく山間部、それと地方の道。

広大な農地を移動する為なのか、冬の雪対策か、本州より断然道は整備されていて尚かつ広く非常に走り易い。

走り易いし距離があるのも分かっているが、昼間の一般道を時速100km以上で普通に走るのは如何なものか?

次から次へと後ろからやって来る車は時速50kmの道を倍以上のスピードで追いつき、更に煽る煽る。

追い越し禁止の道であっても後ろにピッタリと付き煽る。そして勢いよく追い越す。

こっちはもう逃げるように運転せざるを得ない。本当にやめて欲しい。大阪の方がまだ運転マナー良かった気がする。



運動:ジム 食べたおいしいもの:「肉そば けいすけ」の肉そば

2010/07/14

飛行機の座席。

JALのマイレージが貯まるJMBカードからクレジット機能が付いたJALカードに変更したのは数年前。

それからというものの、買い物はほぼJALカード1本にまとめたため、

飛行機にも乗らず、1ヶ月に1000マイル前後獲得している、通称陸マイラー。

早くも次回のマイル交換路線を探す状態。

で、飛行機に搭乗する際はもちろん「タッチ&ゴー」で「Webチェックイン」を事前に済ます。

タッチ&ゴーにすると期間によっては、保安検査場でカードをタッチして出て来る搭乗案内裏に

マックのクーポンが付いて来る「QuiC×マクドナルドキャンペーン」をやっていたりするので、

旅に出る前からちょっとしたワクワク感を体験出来たりもする。もちろんビックマック狙い!

事前にWebチェックインで座席を選ぶ際、必ず選ぶ場所がある。

以前であればクラスJじゃないとカラダが入らない!と、何が何でもクラスJ優先で考えていたが、

ダイエットの影響からか、通常のエコノミー席でも着席は全く問題無い事に最近気が付いた。

それでも一般の人よりカラダが大きい分、左右前後の人には多少なりとも迷惑をかけそうな所もあるので

その辺りを考慮しながら選ぶ席、それは後ろがドア(通路)もしくはギャレーで座席が無い場所。そして通路側。

後ろに座席が無ければリクライニングは気兼ねなく全開にする事が可能。

窓際の場合は景色が見れる反面、空間が限られる。通路側であれば多少横にカラダを乗り出すとか、

邪魔にならない程度に足を前に出すとか、多少工夫して空間を広げられる。

ベストポジションはギャレー側だが、埋まっていれば右通路側。

離着陸の際は後ろにキャビンアテンダントさんが座るが、その際は既にリクライニングを定位置に戻しているので特に問題なし。

後は頼めばすぐ目の前のギャレーからドリンクを頂けると言う点も。

ちなみに搭乗の際早めに機内に入ってしまうと、内側の人の為に確実に一度席を離れる必要があるので

搭乗の列が切れ気味になって来てから機内に入るようにしたい。

次回は8月。函館からの便でお世話になります。JALさん。




運動:ジム 食べたおいしいもの:「来々軒」の餃子

2010/07/12

夏の富良野・美瑛・室蘭旅 3日目

3日目最終日。札幌はどしゃ降り。昨日の晴れが嘘のよう。

梅雨が無い北海道=つねに快晴と思っていたが、結構雨が多いんじゃなかろうか?

ちょっと遅めの出発で、本日1発目は厚別区にあるチキン専門店「チキンペッカー」さんでチキンバーガーを頂く。

三たび「おにぎり」情報で、以前から気になっていたお店なのだ。

この後予定が詰まっているため、オープン時間に合わせて新札幌駅へと降り立つ。

強い風雨の中歩いて10分程でチキンペッカーに到着。もちろんお客は自分1人。

若鶏の炭火焼や唐揚げなども魅力的だが、注文したのはタツタチキンバーガーのセット。ポテトの他、小さい若鶏の唐揚げが付いて来る。

バーガーの見た目がまず美しく、甘辛のタレとシャキシャキレタス、更にはホクホクのポテトも含めなかなかの美味しさ。

チキンはジュワッと油が溢れるが、以外とサッパリな味付けで某ケンタより好きかも。



相変わらず雨は強いものの、駅に戻り再度札幌駅へと戻る。

再度「ふらの・びえいフリーきっぷ」を利用し新千歳空港へ。

羽田行きの便は最終の21:30なので、それまでの間荷物を預け移動に備える。

まず目指すのは製紙工場の街苫小牧。ここからは普通に切符を購入しての移動。

新千歳から苫小牧は結構近く、南千歳駅での乗り換えも含め普通列車で30分程。

駅から出ても相変わらずの雨。予定では観光案内所でレンタサイクルを借り、

駅から2km程離れた港にある超有名店「マルトマ食堂」さんを目指す予定だったが、さすがにこの雨。

駅前でタクシーに乗り込みマルトマ食堂へと直行してもらう。行列を覚悟したが店の外には見当たらない。

ここが入口?という感じで卸売市場建物内に入ると右手に食堂。

店内は想像以上に騒がしく混雑し、テーブル席の大半をここでも中国の方々が占めていた。

店の方も対応に追われているのか、席へも案内されず暫く待ちぼうけ。

こちらのマルトマ食堂を含め、苫小牧と言えば「ホッキ」。

ホッキを使った様々メニューが半端無く多く、その中でも有名なのはホッキカレー。

他にもボリュームたっぷり、新鮮な魚介丼が激安。いくら食べたいなぁとは思いつつも、ここはホッキカレーを注文。

運ばれて来たカレーは直径30cm程の銀皿に目一杯。後ろでは大盛りを注文した中国人が歓喜。

所々に入ったホッキ、プリっとしてコリッとした歯ごたえでカレーとのバランスも悪く無い。カレーの味は定食屋さんの味。

それにしても量が半端無く、最後の方はカラダがカレーを拒否しそうなぐらいに。それでもなんとかギリ完食。



ホッキハンバーグなんてメニューも。もちろんナックスメンバーの写真&サインは多数。



雨は小振りになって来たのでちょっと苫小牧の地を歩き、バス停でバスを待つ事に。

苫小牧からは更に西を目指し、ナックスメンバー安田顕さん故郷、室蘭へと向かう。

183系の特急北斗が丁度やって来たので、特急券を購入し2駅先の東室蘭へ。

東室蘭からは盲腸線となっている室蘭本線1両編成に乗車し、室蘭駅の手前、母恋駅にて下車。

母恋駅と言えばホッキのおにぎりとスモークチーズなどが付いた駅弁「母恋めし」が有名。それと太平洋に突き出た地球岬。

見渡す限りの水平線が円弧を描き、地球の丸さが分かるということでその名の付いた、地球岬を今回は目指す。

駅前のバス停から路線バスに揺られて数分。地球岬への入口、地球岬団地のバス停に到着。ここからは徒歩で山を登る訳だが、

道路もしっかりと整備された急坂。ちょっと体力を使うものの、そう距離も無く海側へと出る。



行き先が書かれた通称「サボ」。取り替えているのは初めて見た。




そこは「金屏風」と呼ばれる巨大な岩が迫り出した海。海面までは相当な高さがあり、ちょっと恐怖を覚える崖。

そこから山の尾根沿いを走る道路を数百メートル進むと地球岬。

さっきまでの雨→曇り空が嘘の様なピーカン照り。海の青に空の青、そして強烈な日差しが何とも言えない景色に。

更に立っていられないくらいの強風が常に吹き荒れる。

遠く太平洋側、確かに水平線が微妙に円を描いているかも?とにかく海の青さがたまらない。これは絶景!

また、室蘭の中でも結構標高が高い所なので、室蘭市街方面の緑、母恋方面の町並み&風車など、

どこを見渡してもいい景色ばかりを見渡せるこの場所は最高。

室蘭方面もしくは登別まで来た人は、是非とも足を運んでもらいたい場所。




左上に道路があるので崖の高さが何となく分かるかと。



この道の歩道を歩いて地球岬へ。



超広角レンズ大活躍!







歩いて来た道を戻りバス停から室蘭駅方面へ向かうバスに乗車。室蘭駅からは札幌方面へ向かう列車が停車する東室蘭駅へ戻る。

室蘭と言えば「カレーラーメン」と「室蘭やきとり」が有名。

しかしマルトマ食堂のホッキカレーが未だに消化しきれず腹7分目状態。

どちらも目一杯堪能するまで食す事は無理なので、室蘭やきとりをお持ち帰りしてみることにした。

駅から歩いて15分程の所にある「やきとりの一平」さん。煙がモクモクと良い匂いを漂わせている。

室蘭やきとりの特徴は肉が鶏肉ではなく豚肉で、ネギの代わりに玉ねぎが間に挟まっていて、からしをたっぷり付けて食べる。

テイクアウトで豚精肉串を6本。焼き上がるまで10分程店内で静かに待機。

渡されたビニール袋からは焼肉のような食欲をそそる香り。そんなやきとりを持ちながら駅に向かうが、時間は18:20。

実は普通列車で新千歳空港まで向かうには18:12発に乗らなければ飛行機には間に合わない。

その後は18:30の特急スーパー北斗か19:30のL特急すずらんどちらかに乗るしか無い。

L特急すずらんに乗車した場合、飛行機出発まで30分程しか時間の余裕が無い。

その為、今手に持っている室蘭やきとりを空港で食べる余裕が無さそう。最悪機内持ち込み?

てな訳で、大急ぎで特急スーパー北斗に乗車するべく、急いでタクシーを拾う。

運ちゃんに残り10分しか無い事を告げ裏道を急いでもらう。間に合うか間に合わないか微妙な時間、駅に到着しダッシュ。

気が付いたら暑くも無い気温の中、一人汗だくで自由席に座る自分。

無事、振り子式気動車281系で多くのサラリーマンに混じって新千歳空港へと戻って来た。




寝台特急カシオペアが上野を目指して走り去った。


天気は一転してまたどしゃ降りの雨。しかも半袖1枚では震えそうなくらいの寒さ。

急いで戻って来たおかげで出発時間までは余裕十分。空港内の売店もまだ営業中の為、空港内を暫く歩いてホッキカレーを腹下に落とす。

多少腹に余裕が出来始めたので、ちょっと離れた場所にあるベンチでやきとり袋をオープン。

冷めてもまだまだ香ばしい匂いを放ち、別途追加用のタレが容器に入れられ、もちろんからしも付いている。

からしのツンとした後に非常にニンニクの効いたような濃厚なタレの味。豚肉と玉ねぎに非常に合い、肉の硬さも全く感じない。

これはテイクアウトではなく出来たてを店で食べてみたかったと少々後悔。またいつか再訪したい味。

あっという間に6本完食し、その後はターミナルビル4FにあるPRONTOで生ビールを飲みゆったり。

到着地、羽田空港の滑走路が混雑気味で多少出発時刻が遅れたが、多少の遅延で無事羽田空港に到着。

ちなみに平日最終便だからか、機内は意外な程の搭乗率。10%程度?ガラガラ過ぎてJALの今後を気にしてしまう。




このonちゃん良く見る。


夏の北海道、富良野・美瑛は終日天気が悪かったものの、ここぞと言う景色の所では晴れ間も見え、日本とは思えない絶景を堪能出来る。

また、気温も低く湿度も低いでこんな快適な夏は本州では無理。

美味しいものもまだまだ数多くあることだし、機会があれば来年再来年と訪れてみたい。そんな土地だった。

次回の旅はいよいよ夏の18きっぷ!


歩いた距離:- 食べたおいしいもの:「やきとりの一平」の室蘭やきとり