2011/08/31

2011年夏の総括。

珍しく振り返る。ここ1ヶ月の夏を。

それだけ、遊び呆けていた、いやいや自分に刺激を与えるべく新しいことに挑戦した1ヶ月だったのかもしれない。

というか単純に18きっぷを使って旅に出て無いからこそ、その旅欲を別なものに置き換えないと、

「やってらんねー」という気持ちが高ぶり過ぎるから、という意味合いが強いのかもしれない。

まずは何年かぶりの映画鑑賞。ドキュメンタリー映画という、これまた意表をつくジャンルに手を出してみたものの、

映画本体より、小さな芝居小屋、まったり小屋的な空間の映画館に少々魅了された。あれは近所にあれば通いたい。

そして次はアメリカ軍の基地開放「フレンドシップ」。屋外で売られているアメリカンビーフな屋台飯もいいが、

個人的には現地の生の施設(フード含む)をもう少し堪能したい。それとドクターペッパーはA&Wに限る。

そして実家熊谷への自転車帰省。

車であると使用する道がほぼ限られる都内熊谷間も、自転車であれば自由。未知なる道、空間をたっぷり堪能出来た。

そして観光地での自転車移動はやはり楽。本格的な山道はギアを1番軽くしてもキツい。この2点を新たに学んだ。

映画に続き、本格的な読書も始めてみるものの、読むものは宮田珠己本1本なので、

思考と文章の部分で、何かと影響が強く出てしまっている気がする。これはいかん。

そして夏の風物詩花火も3回見たし、祭りもちょこちょこ顔出し雰囲気を堪能したりで、

毎年地方地方の景色やご当地グルメばかりを見ていたけど、まだまだ身近な部分でも十分楽しめる、

むしろ知らない事の方が多いと感じた、2011年夏だった。

これだけ開放的に外に繰り出しているのにも関わらず、この暑さに慣れるってことは無いけどね。


2011/08/28

踊る阿呆を観る阿呆。

うちの母親は大の祭好き。

それが観るだけなのか、参加する形なのか、好きな具合を知る由もないが、

旅先のチョイスが「祭」を中心に組まれることがある程らしい。むしろそれが大半とか。

そんな人の血を半分ひいている影響もあってか、祭り事はどちらかと言うと好きな部類。

普段は、溢れる人混み、スクランブル交差点でスクランブルしそうな、そんな都会の喧噪には特に嫌な顔をするものの、

祭事の大混雑に関しては、逆にそのギュウギュウ感覚と一体感な雰囲気が、笑顔に変えさせられる。

屋台の食べ物を手に持っているから、満面の笑みなのかもしれないが。

今回やって来たのは高円寺。縁もゆかりも無く通過以外で降り立ったことの無いこの街に「踊る阿呆」を観に来た。

本場徳島の阿波踊りは、演舞場の有料観覧席で観たこともあり、普段は人気の少ない徳島駅前がとんでもない大混雑に見舞われ、

宿も全く取れずに大変な思いをしたのも記憶に新しい。

男踊り女踊り、独特な動きと共に「ヤットサー」のかけ声は、そんな懐かしい記憶が蘇り、

都内にも関わらず、旅で徳島にやって来た雰囲気にさせられる。

整備された演舞場でゆったり眺めるのも良いが、商店街のアーケードをギュウギュウになりながら踊る様を、

見えない見えないと音だけ聴いているのも、また祭りの楽しみの1つかもしれない?

「見る阿呆」は相変わらず「食べる阿呆」更には「ほろ酔い阿呆」になるけども。





2011/08/27

隅田川花火大会は想像以上。

今日は1日が長い。

川崎の工業地帯島から自宅へ一旦戻り、直ぐさま向かったのが浅草。

毎年毎年、長い長い18きっぷ旅に出ている季節ということもあり、都内で行われる夏のイベントに参加出来た試しがない。

そんな中でも特に花火、隅田川花火大会なんてものは、テレ東というイメージしかないくらい、

これだけご近所で行われているのにも関わらず、実物を目で見た事が無かった。

自宅からほぼ碁盤の目の様に走る道を、ズドーンと北に向かうとスカイツリーのある押上。それをドーンと西に向かえば浅草。

そんな道をあみだくじの様にウネウネと走っていると、徐々に人が増え始め、道に座り始める人続出。

錦糸町から両国へ向かう辺りで、いよいよ花火も始まり、通りの先にはキレイな花火が打ち上がっていた。





個人的な「花火」のイメージは、どうしても地元熊谷のイメージが強く、個人もしくは団体が誰かの為に上げるもので、

打上げ時に宛名とメッセージのアナウンスが流れる、これがスタンダードな花火として認識していた。

だから、単発単発で大きな物が上がり、連発になるのはコンクールもしくは後半の盛り上がり部分だけという感覚。

確かどこかの旅先でも、この花火スタイルだった。

ところが、隅田川花火大会は違った。

あの住宅が密集するエリア、墨田区と台東区の間を縫う様に流れる隅田川で、あんな迫力ある、そして火力がありそうな

花火をこれでもか!と、とにかく連発連発。

ただただ圧倒されるばかりで、屋台で購入したじゃがバターを食べるのに必至になってしまったくらい。

これは18きっぷの旅程を検討し直す程、夏の予定に組み込むべき花火かもしれない。

ちなみに隅田川に架かる橋には近づいては行けない。怖いもの観たさで遠目で見たが、ラッシュ時どころではなかった。自転車万歳。

京浜工業地帯と地下と島。

大井町の「夏休みフェア」を離脱し、向かうは南。

「南」とアバウトではあるものの、自転車で行ける範囲なんて限られていて、しかも既に昼間の時間をかなり消費してしまったので

明るい時間帯に訪れる事が可能な場所、それが今回の「京浜工業地帯」。

と言っても、今流行?の「工場萌え」でもなく、明確には工業地帯が目的地でも無く、その先の島に用がある。

埋め立て地として造成されている川崎の工業地帯には、いくつか人口の島が存在する。

何故そんな島に興味を持ったのか。それは「メガソーラー施設」が出来たから。

次世代エネルギーのウンタラカンタラと今先端をいく技術と話題性があるものの、とにかくソーラーパネルがズラッとしかも大量に、

一面に、ギラギラと敷き詰められた様を見たーいと、そんな横しまな気持ちだけで、こんな工業地帯へとわざわざやって来た。




それはそれは異様な光景というか、何が流れているのか、距離を稼ごうとしているのか、くねりにくねった配管が

歩道の頭上に勢いよく迫って来ている光景がまずは面白い。

そこはもう工場の敷地外では?とも思えるものの、各々の煙突から排出される煙、巨大なタンク群以上に、

そんな辺りを取り巻く配管群に興味津々になりながら、とにかく工場地帯最奥へと向かう。

にしても、臭い。とにかく臭い。臭いというよりか、気が滅入る、吐き気を催す程。

薬品系の臭いなんだろうけど、風の向きが悪いのか、将又自分の鼻が敏感過ぎるのか、気分を害しそうになりつつ、

この現場で働いている人達の心中お察し申し上げたい。というか慣れなのか?





目の前に「川崎港海底トンネル」の文字。

そう、メガソーラーついでにというか、それ以上に興味をそそられたものがこちらの海底トンネル。

車道部はもちろん自転車走行不可だが、隣に人道トンネルがあり、そちらを歩行者自転車は通行が可能。

「人道トンネル」と名が付くと、関門海峡トンネルを思い出すものの、あちらは行った時期に丁度工事で通行止めだったのでまだ未体験。

そんな訳で海底人道トンネル初体験で、いざ地下へ。

公園の裏手側にひっそりと佇む、地下の駐輪場へ誘われる風な階段。壁の落書きがいかんともしがたい雰囲気を出し、

床一面に広がるセミの屍骸が何かと行く手を遮り、本当に下りていいのか?と若干躊躇する。

霊的な怖さは、まぁまぁ好きにはなれないが、隧道や廃道、廃墟等はその形状の「美」が多少なりともあるので、

暗過ぎなければOKという感覚がある。

ご多分に漏れず、こちらのトンネルは煌々と電気が点され明るい。

ただ、一定間隔で流れる「自転車は下りて通行して下さい」のアナウンスが響き渡る空間はちょっと異質。

島と島を繋ぐ海底トンネルだけあって、距離も長く、そして1度下ってそれから上る形状になっていて、

勾配もそれなりにあるので、下った先の状況が全く掴めなかったが、その先に響く子供の声とその人数に若干落胆した。

ボーイスカウト集団が大挙して通行中だった。

異質な空間と、そんな空間で身震いするぼっちを体験したい所に、楽しげにはしゃぐ子供の群れ。

「はいはいごめんなさいねー」と中央突破を敢行し、海底人道トンネル旅を半ば強引に切り上げ、階段を駆け上がった。




本来の目的「メガソーラー」は、さて?

と、辺りを見回しても、あるのは大型倉庫群と公園。

若干、「勢い」と「川崎」「島」という中途半端な記憶だけで来てしまった事で、目的地が見当たらない。

「かわさきエコ暮らし未来館」という施設から、メガソーラーを見渡す事が出来るという事だったが、

その施設の閉館時間も迫ってそうな気もし、結局またあの海底トンネルへと吸い込まれ、薬品の臭い漂う工業地帯へと戻ってしまった。

帰宅後、改めてメガソーラーの事を調べてみると、今回降り立った「東扇島」ではなく、隣の「浮島」が正解だった。

なんと言う残念なオチ。


「夏休みフェア」@JR東京総合車両センター

自転車で大井町駅へとやって来た。

走り慣れた海岸通りそして第一京浜、その更に内陸側にある駅なので、地理的には全く不案内な土地。

「夏休みフェア」と銘打った「東京総合車両センター」の一般公開イベント、鉄道と工場見学がセットになったなんて

ガチ鉄では無い自分も、そこは非常に興味をそそられる催し。

もちろんそんな興味をそそられるのは、大きなお友達だけではなく、小さなお子様、むしろそちらの方が今回はメインの様で

会場内の大半は子供を連れた親子連れ。

そんな子供達をターゲットにした、ミニ電車の乗車、ドア開閉、パンパグラフ上げ下ろし、車掌体験等、

キッザニアよりはだいぶクオリティは下がるものの、様々な体験をJR東日本の職員になったつもりで楽しめる様で、

大人の自分もやってみたいぞ。羨ましいなとも思いつつ、工場内の構内をグルッと一周。

鉄道に興味を持って来ている大半の人は、そこに鎮座する整備中の車両、もしくは大量に置かれている部品類に

惹かれるのであろうけど、そこはユル鉄な自分。工場の建物の雰囲気と面白い被写体構図に若干引っ張られる形になってしまったので、

一眼カメラを構える鉄集団越しの車両を木々の間から眺めてみたり、工場内の天井を口をあんぐりさせながら眺めてみたり、

立ち入り禁止区域の扉の先にある古いポスターが気になったりと、下手したら同業者のスパイでは無いか?と思われそうな

怪しさ満点の行動を繰り返しつつ、工場内最奥までを計2周した。

やはり、鉄な大人達は貴重な車両展示、不要となった機器や物品の即売会、物販ブースに流れ、

子供を連れた親子達は体験コーナー、もしくはヨーヨー釣り、バッチ釣り、スーパーボール釣りなどの模擬店へ流れる等

幅広い世代が楽しめる様に出来ているのが、単なる鉄道イベントでは無く「夏休みフェア」としている理由なんだと改めて思ったり、

おじさん社員達の模擬店運営が全く違和感無く、単なる祭り会場に思えて来る場面もチラホラ。

社員食堂では、普段出されているメニューではなく、簡素化された特別メニューに切り替えられている様で、

親子で混雑する事も理由に、昼時ではあるものの今回お食事はパス。

ちなみに、随所に配置されている仮設ドリンクコーナーも含め、飲食系は全てNREさんが担当されていて、

そこはやはりJRなんだと強く印象づけられた形。

そんなこんなで、2周したら思いの外お腹が減ったのと、車両を工場間で運ぶあの機械なんだっけ?「トラバーサ」だ!

と、頭でモヤモヤしていたのが晴れたので、それをキッカケに車両センター見学は終了。

次回は子供が出来たら来るんだろうか?









水色のがあの「トラバーサ」。もう動かないんだろか?









2011/08/25

ご当地お菓子土産。

「ご当地」と付けば、何でもいいのかと聞かれれば、いやそうじゃない。と答えるものの、

やはりその土地でしか食べられないもの、飲めないもの、買えないもの、誰しもが旅に出たら気になるであろう「お土産」

これについても、旅先でのチェックは欠かさない。

基本、鉄道旅が主になってくるので、主立った観光地でなければ、自ずと駅構内で土産を探すこととなる。もちろん自分に対しての。

土産販売を生業としている観光地の店では、店員との間の試食・試飲合戦から始まり、もっと買えアピールのレジカゴ渡し、

セールスレディ並な巧みな話術でこちらを油断させたりと、何かと面倒なことになりかねないので、

スペースは狭く、扱う品物は少ないものの、ゆっくりと自分のペースで買い物が出来るキヨスクはありがたい。

いや、土産物屋も全く面倒なことはなく、むしろその攻防を別な形で楽しむ事もある。沖縄の国際通りはどうかと思ったが。。。

そんな訳で、10日間とか各地をまわっていると、土産物そのものがキャリーバッグ以上の大荷物になったりと、

独りアンテナショップ状態で旅を続けていた事もある。

最近は、都内随所にあるアンテナショップの充実っぷりで、地方土産欲を抑えてしまうが、

それでもネットやテレビや紙面で気になるアイテムが紹介されたりすると、次回目にした際に飛びつくことになる。

日本全国、どこのどの土産(菓子)が美味いかとなると、これが意外と結構難しく、

北海道で言えばド定番のマルセイバターサンドはしっとりと美味いし、タイムズスクエアもふんわりと美味しく、

円山動物園Verパッケージはカワイイなど、味の評価を全て「美味しい」にしたとしても、挙げて行くとキリがない。

あ、大分のざびえるも美味い。パッケージが黒く高級感あったりもして。

そんな中で気になるものが、今回足を運んだ、テレビ朝日「シルシルミシル お菓子-1グランプリショップ」に出品していた

北海道の「赤いサイロ」という小さなチーズケーキ。

1日限定50個ということで、お目当てのものは既に完売だったものの、

福岡のなんばん往来、熊本の武者がえしが思った以上のポテンシャルで、自分の中では大ヒットだったので、一先ず九州熱再来。



戦利品は上の2種と宮崎のチーズ饅頭、倉敷のむらすずめ。どちらも普通に美味い。

2011/08/23

旅行エッセイスト「宮田珠己」恐るべし。

出会いはTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」のポッドキャスト。

日曜朝10時からの本放送も聴きたいものの、日曜は天気が悪く無ければ外に出ていたい日なので、残念ながらパスさせて頂く。

そんな訳でポッドキャスト組の自分は、前編のフリートーク、後半のゲストコーナー、もしくはお便りのコーナー、いずれかしか聴けず、

その日の放送回では後半のゲストコーナーが収録されていた。

何かと異色の知識や趣味を持った人が登場するゲストコーナー、今回登場したのは旅行エッセイストの「宮田珠己」さんて方。

インスタントラーメン評論家や文房具王、空想科学研究所所長など、それらと比べると至って普通の肩書きな人ではあるなと思ったが、

「旅」が付くと反応せずにはいられない性格と、これだけ旅好きではあるのに、

他人の旅に関するエッセイを全く読んだ事が無かったので、非常に興味をそそられた。

後々その興味は完全に宮田さん本人に向かう形へと変化して行くのだが。。。

ポットキャストの話の要点をまとめると、

とにかく旅がしたくてたまらない。→旅中毒的な感じには非常に共感する。

更に変なもの、どうでもいいようなものにやたらと興味を示す。→これもそこまで強く無いものの共感。

四国が好き。四国八十八箇所霊場でいえば「石手寺」。→四国=「どうでしょう」な人で焼き餅食べた石手寺の?な雰囲気には共感。

そして更に、話をしている雰囲気が非常にテキトーな感じで、尚かつそのいい加減さが面白い。

声だけで判断するに30歳代かと思われたが、これがまた47歳というから驚きで、更に惹き付ける要因の1つ。

結局その後、Amazonで宮田さんの本を購入し、旅欲、宮田熱を更に高まらせながら、

楽しく読ませる文章の書き方をふむふむと学びながら今に至る訳で、随所にその影響が出つつ、今このブログを書いている。

本の感想は書くつもりではあるものの、小学生の頃の読書感想文が大嫌いだったので、いつになるかは未定ということで。

遅筆。ここにも共感。




ここ、どうでしょう最新作の「原付日本列島制覇」出発地点。

2011/08/20

横田基地友好祭で再びアメリカンフード。

前回、横須賀の「ネイビーフレンドシップデー」でアメリカンフードを食べ尽くすぞ!と勢い込んで

ドル紙幣30ドルを片手に米軍基地へ乗り込み、肉やらケーキやらデカドリンクやらを飲み食いし、結局22ドルを使った。

何故8ドル残したか。答えは福生にある横田基地でも友好祭があるから。

あの時は自転車で横須賀まで出向き、最後の花火までを眺め、帰りは深夜になるという、

自分の体力を極限まで使ってのフレンドシップだったので、今回は電車で向かう軽いノリのフレンドシップにすることにした。

入場ゲートは第5ゲートということなので、最寄り駅は青梅線の牛浜。

人の流れ的には横須賀よりも少なめではあるものの、それでも観光バスなどで訪れる人も多く、徐々に人の流れが膨れ上がる。

そんな横田基地へ向かう道中、民家の軒先、店舗の駐車場、とにかく車が駐車出来そうなスペースには人が常駐し、

駐車場として貸し出している。その額が2時間3000円也。強気にも程がある。

入場ゲートの手前、国道16号を渡る部分で少々混雑していたものの、手荷物検査、身分証提示共に全くのスルーで入場。




横須賀基地は海軍の基地であったため、敷地内も住宅や店舗が大半を占めていたものの、横田基地は空軍。

すぐ目の前に広がるのは大規模滑走路と格納庫。

お目当てのアメリカンフードもそんな滑走路上と格納庫内で販売しているようで、早速列が出来ている所をチェック。

と、思ったものの扱う食べ物はほぼノーマルなハンバーガーorホットドッグ。そしてドリンクはゲータレード。

今回一番熱望していた、レモンパイ、様々な種類の現地ドリンク(特にエナジー系)と菓子系、そしてファストフードの数々。

それらが見当たらず、店舗も屋台のみで基地内店舗、施設には全く入れず。

もっともっとアメリカンな雰囲気を味わいたかったものの、これでは代々木公園で行われるフードフェスに近い雰囲気で、

これはこれで嫌いじゃないイベントではあるものの、レモンパイが無かっただけで、テンションは墜落寸前。

結局、アルミホイルグルグル巻きのプレーンホットドッグ、細切れステーキドッグ、山盛りタコライス、凍ったチーズケーキ

以上4品をおなじみA&Wのルートビアで流し込んでアメリカンフードな気分を一気に満たし終えた。




滑走路の奥には名だたる?戦闘機や輸送機がズラーっと並んでいたものの、最奥にある口をバクーっと開けた大型輸送機(C-5B?)までが

異様に遠かったのと、全く詳しい知識が無く、どれを見ても「うんカッコイイ」という感想しか持てない事もあったので、

手前に並ぶ戦闘機各種をさらりと眺めるだけにした。

それでもマニアな方々にとっては、非常に貴重な場なのかもしれないし、子供連れな家族には多いに楽しめる場なのかもしれない。

とりあえず自分は、レモンパイ(1カットで)を売ってくれれば来年も行く。無いならもういい。




2011/08/15

熊谷・秩父へ自転車で帰省 5日目

熊谷5日目最終日。

「帰省」らしい儀式は数時間の墓参りのみで、あとは自分の好きな様に時間を過ごしていたので、

これが正しく「実家帰り」となるのか不明だが、熊谷旅も本日が最後。東京へ向けて自転車を100km近く漕ぐだけ。

その前に、最終日にこれだけは食べておかねばと思っていたのが、地元熊谷のご当地グルメ「雪くま」。

自分が都内に出て来たここ数年の間に生まれた、開発系のご当地グルメで、熊谷の水で作った氷のかき氷らしい。そのまんま。

食べログで調べた所「慈げん」という店が高評価&ビジュアル的にイイってことで、家族に別れを告げ市街地へ。

これからまた35度近くのうだる様な暑さになる昼間にも関わらず、外には5組程の行列。

こちらは独りなので、周りからやんややんやと暑さに対する苦情を言われる事も無いので、グッと我慢をしながら列に参加。

かき氷のメニューも結構豊富で、その中でも新作の「レアチーズ氷いちごソース」にもの凄く惹かれたものの、

暑さにやられて来ると酸っぱいものが欲しくなるってことで、「和三盆レモン蜜添え」なる大人っぽい氷を注文。

行列の長さ&待ち時間&金額的にも上を行っていた、根津の「ひみつ堂」。

個人的な好みで言えば、味については熊谷のこちらの方が圧倒的に上。やはりシロップは少し濃いめの方が氷に合う。

そんな雪くまを堪能したあとは熊谷駅前を眺めつつ、景色をゆっくり堪能しながら田舎道をひたすら走る。

往路はほぼ夜だったので、景色を見れずに走っていたが、それでも行き帰りで同じ道は走りたく無い性分で、

国道17号に沿って南下をするのではなく、なるべく東へ東へと進路を取り、未知なる道を楽しむ。

そうこうしていると、大好きなソフトクリームを扱う豆腐工場に巡り会ったり、標語や絵が秀逸の看板に巡り会ったりする訳で、

全国鉄道旅を繰り返していても、駅前から徒歩or交通機関で移動出来る範囲内だけでは、出会えない景色も多く、

更にはそんな景色をじっくりのんびり見るという意味では、今回の自転車旅はいい経験だったのだと思える。





そんなこんなで、最後は幼少期(小学生入学前まで)を過ごした、東大宮の団地を見に行く事に。

つい最近の出来事も忘れがちになる昨今ではあるものの、幼い頃の記憶としても、ここの景色はかなり鮮明に覚えていて

大勢の同学年の子供達と公園や川で遊び回り、夕方になると豆腐屋がラッパを吹きながらやって来て、

家からざるを持ってよく買いに行ったもの。

団地そのものは変わっていなかったものの、あの賑やかさと騒々しさは完全に影を潜め、なんだか寂しい感じ。

あれから20年以上。思い出の景色はもっともっと増やしていきたいものだ。


2011/08/14

熊谷・秩父へ自転車で帰省 4日目

お宿「実家」に宿泊して4日目。

さすがにウザがられたりしないだろうか?と心配になりつつも、

朝7時には起床し、夜23時には寝る実家生活スタイルにもようやく慣れ始めて来た。

今日も熊谷は快晴。暑くなりそうな日曜日。

ここぞとばかりに群馬埼玉をフューチャーして来ているが、さすがに食べ過ぎ感が強めになっているのが否めないので、

ちょっとここで、別な切り口から楽しんでみる事に。

キッカケは「デイリーポータルZ」のこのページ。お隣の街、行田では埴輪作りが出来るらしいと。

元熊谷市民としても埼玉古墳群と忍城はもちろん知っていて、学校の遠足系イベントで足を運んだ事も

あったりなかったりするも、埴輪が作れる「はにわの館」の存在は知らなかった。

金額も粘土1キロ600円 or 2キロ1,000円だけ払えば、スタッフがしっかりと作り方も含めてを教えてくれるので

教室だったりに通うより断然お手軽に体験出来るのだ。

そんな訳で親から車を借り、一路行田へ。

と、その前に、熊谷から行田へ向かう国道17号バイパスには昔懐かしい「オートレストラン」が未だ残っていて、

その存在を確認すべく寄り道。

姿形は子供の頃とほぼ変わらず、店内の異様な雰囲気も昔のまま。

そんな雰囲気の中にいた管理人風のおばちゃんに、物凄い形相で睨まれた感じがしたので、

感傷に浸る間もなく写真を撮ってそそくさと退散。はにわの館へ。





時間はまだ11時前だというのに既に家族連れ10名程がいた。

自分が受付を済ますとぞくぞくと人がやって来て、全30席程の席はいっぱいに。

それでも男1人で来ているのは自分だけで、8割方子供を含む家族連れで、あとはカップルなどのグループ。

まずは自分の席に道具一色と粘土が用意され、スタッフの人の行程手順を一通り傍観。

さすが手慣れた手つき。しかし、解説にしてはちょっとスピーディー過ぎ。

目の前の子供がアワアワしているのがひしひしと伝わって来るものの、そのスピードに付いて行けてない自分自身もアワアワ。

まずは太めの輪を作り、それを整形しては上に乗せて行く作業。

作り始めは全く自信が無かったものの、目の前の親子連れに「ほら、あのお兄さんキレイに出来てるじゃない!」と、

何かと自分の作品を対象物として扱われたため、変に鼻の穴がフンフンと広がる状態に。

それでも、目の前の母親と男の子、右斜め前の祖母と女の子、共に大人から五月蝿く「こうやれ」「そこは違う」と

高圧的な上から目線の言葉を耳にしていると、何だか子供が不憫でならなかった。

もう少し子供のやりたい様自由にやらせても良いんじゃないか?と。

途中、粘土が足らなくなりそうな予感。そこで高さを方向転換してから体のバランスが崩れ、ずんぐりな体型に手が生えるという形に。

それでも、何か普通とは違う独自性を無理矢理出したかった自分は、パーツとして眉毛を追加。

これが案外成功したらしく、最終的に顔のバランスがキレイに収まった。

一通り完成すると乾燥用の棚に預け、暫しのお別れ。乾燥&焼き上がりに約1ヶ月程かかり、それを自分で引き取りに行かねばならない。

さすがに来月改めてこの為だけに実家帰りはしたくないが、約1年は保管してくれるとのことだったので、

別の何かの機会に引き取りに行くことにしよう。ということで、記念撮影をしてマイハニワと別れた。





せっかく行田まで来ているのに、はにわの館だけで戻るには勿体なかったので、古墳群、埼玉発祥の地を見学。

ゼリーフライを食べに駒形屋へ行き、そのまま鴻巣のいがまんじゅうを回収。

車を持っていた頃によく走った道を懐かしがりながら、気づけば群馬を走っていた。相変わらず好きだなー自分。