2011/04/29

サイクリング@鎌倉・江ノ島

40km、50km走るの問題無し!と思ってから早数日。

放浪癖が「こんにちワン」しながら、急遽往復100kmオーバーの予定を組み、

GW初日の今日、長距離用の特殊な装備などせず、普段の格好に一眼カメラを肩に担ぐ形で、朝一で自転車を漕ぎ出した。

向かうは鎌倉そして江ノ島。

既に走り慣れた第一京浜を横浜まで南下し、県道21号横浜鎌倉線を使って弘明寺、上大岡、

そして港南台、本郷台の台地を駆け上がり北鎌倉経由で鎌倉入りする経路。



横浜みなとみらいで本日の行程半分の距離約35km。

思っていた以上に早いチェックポイント通過であったので、ちょっとひと休憩した後移動を再開。

上大岡の辺りから地味に上り勾配の道が始まり、港南区から栄区にいたる区界は急激な坂に。

朝早い時間帯ではあるものの、日差しが既にガンガン強い状態だった為、じんわり汗をかく程。

アップダウンを繰り返しつつ、北鎌倉駅近くまで来ると、周りの景色も鎌倉らしい情緒ある景色に変わり始め、

濃い緑の山々からカッコウの声も聞こえる。

建長寺の辺りで最後のアップダウンとトンネルを抜けると、そこは鎌倉で有名な鶴岡八幡宮。







折れたイチョウの木はこんな感じに。




鶴岡八幡宮内の屋台で買った大きなリンゴ飴を片手に、鎌倉駅の更にその先にある由比ケ浜へ。

ここまで来るとより一層日差しが強くなり、サーファーやヨットがいる景色、磯の臭いが強烈に立ちこめる海岸線は、さながら南国。

由比ケ浜から稲村ケ崎、七里ケ浜と、白い砂浜から崖の様になった岩場、そして遠くに江ノ島を眺める高台の海岸と、

目まぐるしく変わるそんな景色を自転車でゆっくり走りながら楽しむ。

途中から江ノ電も並走する形になり、眼前に広がる海と、横を走り抜ける江の電の景色を見ながらのサイクリングは

一種の贅沢かもしれないと、1人ウキウキワクワクしながら自転車を漕ぎ進める。







自宅を出て約70km。本日の目的地でもある江ノ島に到着。

GW初日ということもあり、車は大渋滞、人出も多く、そして何よりトビの群れが空中を舞っている。

一瞬耳元で強い風切り音がしたかと思ったら、目の前にいた子供の食べ物が狙われるなど、少々キケンを感じる場面も。

時間も丁度昼時だったため、しらす丼を求め江島神社まで往復。

とにかく狭い通路には人人人。魚介やしらすの有名店は皆行列だらけで、

その中でも比較的に待ち時間が短そうな巨大食堂「貝作」さんで釜揚げしらす丼を頂いた。







睡眠不足&疲労&満腹感の3コンボで一気に眠気に襲われ、食後にのんびりと釣り客とヨットを眺めながら暫し海辺で仮眠。

太陽の猛烈な日差しに焼かれながらベンチで仮眠後、江ノ電や湘南モノレールの姿を求めてうろうろ。

山の上に築かれた住宅地に迷い込みながらも、焦る事無く気ままに右往左往しながら、鎌倉の大仏「長谷寺」へ。

車道には県外ナンバーの車が溢れ、歩道にも溢れんばかりの人、自転車の通行もままならないものの、

鎌倉ジェラートなるものを食べたり、山海堂で武器防具を見たりと大混雑する鎌倉の街を充分に堪能。

自転車で、しかもレンタサイクルではなく自分の自転車に乗って、

見知らぬ街をまわる楽しさの余韻に浸りながら、帰りはのんびりと慎重に走るのであった。

ただ、節電の影響で点いている街灯が少なく、車道歩道共に暗過ぎるのは本当に怖い。

更にそんな中で無灯火&イヤホン&逆走は極めて危険なのでやめてもらいたい。






自宅に戻ってシャワーを浴びてみると、カラダに受けた日差しの痕がしっかりと記録されていた。

まだまだ4月下旬だというのに、皮膚の色は既に夏真っ盛り。

2011/04/17

ポタリング@浅草・谷根千

自転車を買ったからには乗らねば。

高校の友達も最近中古ではあるもののクロスバイクを買ったということなので、一緒に近場をポタリング。

車に自転車を搭載してやって来たので、まずは自宅から約4km程の所にあるスカイツリーへ。

北十間川に映るスカイツリーを眺めつつ、墨田区の路地を走る。

途中ドラマか何かの撮影をしていたが、帰って調べてみると「犬を飼うということ」というドラマらしい。



隅田川を渡って台東区浅草へ。

雷門から多くの人で混雑する仲見世を抜ける。

丁度時間も昼時でもあった為、せっかくなのでと有名な大黒家天麩羅さんへ。

10名程の行列は出来ていたものの、タイミングが良かったのか、10分も待つことはなかった。

タレの色は濃いものの、味はしつこくなく、言うなれば昔ながらTHE天丼。

「せっかく浅草に来たのだから」という感覚で食べるものかもしれません。






浅草花やしきをかすめ、上野公園内を走り抜け、不忍池を横目に根津。

細い路地裏にディープな街並が広がるエリアで、徒歩散策には向いているかもしれないが、

自転車で抜けるのには少々難しいかも。

根津のたいやきで熱々たい焼きを頬張り、根津神社へ。

時期的につつじ祭真っ最中ではあるものの、時期が少し早かったのか、咲いている花が少なく赤みが疎らだった。

それでも多くの小さな鳥居と木々の緑はいい景色。








根津から不忍通りを抜け千石。巣鴨の地蔵通商店街脇を通り、庚申塚駅近くでコーヒー休憩。

ここから折返、大塚の駅前から護国寺方面、本郷台地を一気に駆け下りる形で飯田橋、そして皇居から東京駅。

木場に戻ってから勝どきのサイクルショップへ一度足を運び、計40km程で今回のポタリングは終了。

休日の都心はやはり走り易いものの、自分の体重が自転車にかかる分、スピードは遅くなるのが今回分かった。

とりあえず40km、50km程度なら全然走れる!

2011/04/16

タニザワトモフミワンマンライブ。

始めて足を運んだコンサートは17歳。

NHKの「声優アイドル大集合~ミュージックボイス'97~」という公開録画の応募に当たったのがきっかけ。

赤坂BLITZの客席を埋め尽くさんばかりの人と、息の合ったコールと手拍子の嵐に衝撃を受けたもの。

それから徐々に全国のライブやラジオの公開放送、握手会などのイベントに精力的に参加していたものの、

20代も半ばになるとブームも去り、30代になってからは完全に影を潜めた感じに。

それでも音楽と言えば、昔の杵柄的な感じで方向性は然程変わらないものを聴いて来たが、

iTunesで「相対性理論」と「やくしまるえつこ」を探していた時に、オススメかどこかに表示されていた

「タニザワトモフミ」という名前が気になったのが、この人&音楽との出会い。

曲の入りはちょっとローテンポ、アコースティック調の曲なのかな?と思えば、サビで一気に盛り上がる。

それでいて、何かしら遊びであったり、どこか外すであったりと、世間一般で聴かれている「JPOP」とは一線を引く、

そんな曲調と歌詞、そしてPVでのおふざけ感に妙に惹かれる存在となった。

そんなタニザワトモフミのワンマンライブがライブハウス渋谷クアトロで行われることに。

余り好ましく無い渋谷の街へ一人出向き、ほぼ開場時間と共に会場入り。

もちろんオタ系イベント以外参加した事無く、むしろ男性のライブが始めて。

過去の経験から、オールスタンディングであれば、我先にと最前列を目指す人で少々殺気づいている雰囲気があるものの、

今回はそんな事は全く無く、最前列のポールに掴まる人が10名程、その他10名程が少し離れたテーブル席でドリンクを飲む状態。

開場時間を30分程過ぎても、人々はテーブル側に集まり、なかなかホール側は埋まらない。

そんな中で自分は、ビール片手に最前列スピーカー隣を陣取り、客の入りを気にしていたが、

結局、開演時間頃になるとホール全てが人で埋まる盛況ぶり。

暗転とともに三味線の音で始まるライブ。

約2時間近く、あっという間の時間。とにかくタニザワトモフミ本人、

そしてバンドメンバーがとにかく楽しそうに歌い、跳ねてる姿がもの凄く印象に残った。

しかも、CDで何度も聴いてきた曲も、ライブに合わせて色々とアレンジされていて、

この空間、この時間だけ、という感覚を目一杯堪能。

このライブをきっかけに、もっともっとライブやイベントに足を運んでみたいと思ったし、曲を聴いてみたいと思った。


ちなみに、詳しいライブレポやセットリストなどは、こちらの方が詳しく書かれているので是非。



こんな景色を見ながら音楽を聴く事多いです。

2011/04/10

2011春18きっぷの旅 静岡編

春の18きっぷ利用も今日が最終日。

都内から日帰りでまわれて、目的地で多少時間の余裕を持てる場所となると、結構行き先が限られて来る訳で、

予定していた北上も、運休と余震と原発の影響で難しく、近隣県である千葉と山梨は既に今回出向いているため、

今回は静岡県にスポットを当ててみる事に。

と言っても過去にも数回、静岡にはスポットを当てているので、今回は18きっぷを消化する形で、

過去に訪れ街などを再訪しながら、時間に追われない、ゆったりとした旅を満喫する事にする。

東京駅5:20発の静岡行き。

夜行列車の「ながら」車両が使われ、静岡まで乗り換え無しで行ける便利なこの列車で、静岡の先、更に浜松の先、弁天島を目指す。

浜名湖に近い弁天島は、一昔前のリゾート地という雰囲気を残し、何とも言えない哀愁が漂う。

更に海水と淡水が混ざった海風が吹き、太平洋側には浜名バイパスの大きな橋と湖に浮かぶ鳥居、

浜名湖側には多くの漁船と広がる養殖場、頭上を東海道新幹線や貨物列車などが何度も走り抜ける、といった感じで

ここにしかない景色がいくつもある。

お気に入りのそんな景色を、前回は強風の中レンタサイクルをして、街をグルッとまわったので、今回は徒歩でのんびりぶらぶら。








浜名湖・浜松といえば「鰻」ではあるものの、財布の具合的には「浜松餃子」。

駅から程近い「むつぎく」さんへ。

今回は浜松餃子の他、浜松の餃子店では出される事の多い豚の味噌ホルモン焼きも一緒に注文。

こってり味噌味はどこか名古屋の味付けに近く、非常にご飯に合う味。

餃子の方は野菜たっぷりで非常にあっさり。この味であれば特大(20個)も1人で楽々。



移動時間、滞在時間を考慮しながら、西へ向かうとなると弁天島・浜松辺りが限界かと思われ、

名古屋まで行ってしまうと、復路は新幹線の選択肢が強くなる。

そんな訳で、浜松からは東へ戻ることにし、約1時間程普通列車に揺られて静岡駅へ。

予定ではここから路線バスに乗って景勝地でもある「日本平」へ向かい、広大に広がる茶畑と大きくそびえる富士山を眺めるはずだった。

しかし、今日は時刻を気にせず行動する気まま旅。バスは先程出たばかりで次は約50分後。

更に弁天島ではあんなに晴れていた天気も、薄暗い雲が立ち込める天気へと変わり、どう見ても山の上は景色ゼロ。

結局日本平、久能山東照宮、三保の松原はセットで次回持ち越し。

そのまま街中を歩き、静岡県庁裏にある駿府公園内で、お掘りと桜を愛でることにした。

桜もほぼ満開で、公園内の緑と相まってこれはこれでいい景色。この時期だけの景色なので、もしかしたらこちら側で正解だったのかも?





公園をあとにし、静岡名産のわさび土産などを色々物色しつつ、駅前の居酒屋「海ぼうず」さんで静岡おでん、

その他諸々を軽く食べて、今回の旅はゆるーく終了。

目的地だけを決め、交通手段の時間や滞在時間に追われずにいると、今まで訪れた場所でも、その時には見えていなかった景色など、

新たな発見があったりもするので、次回以降も18きっぷ1回分くらいは、こんなペースで旅に出ることにしてみようか。

2011/04/04

クロスバイクデビュー。

群馬の太田イオンショッピングセンターで見つけた黄色いアイツ。

トラックの荷台に載せられて都内へやって来て早5年。

変速機すら付いていないのにも関わらず、20〜30kmの遠出もなんのその。

しかしそんな相棒も、大きな釘を踏み抜き、大パンクと共に泥よけ大破。

大きな段差に驚き、転倒する事数回。膝を痛めると同時にカゴを消失。

重くのしかかる体重にも耐えてきたが、サドルのネジが破損し交換。

長距離走行の影響からか、ブレーキの効きは甘くなり、修理する事数回。更には長い下り坂で煙を吐く程。

そんなマイママチャリも、さすがに運転するにはキケンと相成り、この度兼ねてから熱望していた「クロスバイク」を購入する事に。

タイヤが厚く、山道向けの自転車を「マウンテンバイク」。

逆にタイヤが細く、ロードレースなどの大会でも使用される自転車は「ロードバイク」。

その中間、街乗りにも最適で、ある程度乗り心地も考慮され、速度もそれなりに出る自転車が「クロスバイク」。

今回クロスバイクを購入するに当たり、当初購入する予定だったGIANTという台湾メーカーの「ESCAPE R3.1」、

これを実際に店頭に見に行ってみるも、それ以上に気になった存在がBianchiというイタリアメーカーの「CIELO」。

服でもなんでも、一目惚れで購入したものはほぼ間違いないという変に自信を持っていることもあり、

金額的にも7,000円程アップするものの、段差の衝撃を吸収してくれるサスペンションの存在と、色見の良さで即決。

ただ、カラーバリエーションの中では、以前の自転車を踏襲する意味合いも含めて、黄色を手配したかったが、

在庫無し、メーカー再製造も不明とのことだったので、Bianchiの特徴でもあるチェレステカラーが入ったホワイトに。

自転車本体の他、スタンド、2重ロック、ライト、ベル、後ろに付けるセーフティライト、

更には速度や距離など表示してくれるサイクルコンピューターと、諸々付けて総額約75,000円。

以前のママチャリが1万円だったことを考えると、その7倍もの楽しさを運んでくれると思うと、今後が非常に楽しみだ。



既に「ママチャリ」の格好が伺えない風体になってしまっている自転車。手放す前の記念撮影です。



そして新しい相棒と記念撮影。

2011/04/03

南へラストラン。

マイカーを持っていた頃は、一般道を利用して秋田や名古屋にふらりと行ってみたり、

18きっぷを持っている時期は、毎週末の様にふらりと鉄道に乗ってみたり、

それ以外の時期は徒歩、もしくは自転車でふらりと自分の限界まで歩き、走ってみたりと、何かと放浪好き。

そんな過酷な放浪に付き合わされたマイ自転車も、そろそろ駆動系が限界に近づいて来ていることもあり、

近々クロスバイクを新調することにしたので、ラストランということで、

体力強化、体重減量効果も見越して、久々に長距離サイクリングを決行。

ちなみに今回突発的に出発したくなったきっかけは、あの「どうでしょう」の新作であって、

アレに乗って、アソコを目指す旅、なんて見たら非常にウズウズする訳。

で、一応目的の方面を設定してみるが、東は先日船橋へ出向いたばかりで、

北は常磐線沿線駅スタンプを押しに、へ行ったし、

西はアップダウンが激しく、今の自転車には厳し過ぎる。

と言う訳で、ほぼフラットな土地が続く南へ向かう事にした。







自宅の江東区から中央区、港区、品川区経由の蒲田周辺までは慣れた道で、旧海岸通り、第一京浜と走り抜ける。

多摩川でテニスの風景を横目に神奈川県入り。

交通量も多いがその分車道も多少広めの第一京浜、川崎市から未知なる横浜市入りをし、

鶴見区、神奈川区と、京浜工業地帯手前を徐々に南下。

前方に高層マンションが見え隠れして来ると、そこは横浜のみなとみらい地区。

途中、鶴見線の国道駅や、気になった所でカメラを構えて道草をしていたにも拘らず、35kmを約3時間で走破。

変速機も無い、カゴも無い、泥よけも無い、ナイナイづくしのママチャリで、よくここまで来れたと、ちょっと感激。

ただ、のんびりしている時間も無く、帰りも同じ時間、疲労度からいったらそれ以上かかるので、

冷たい海風を肌に感じ、中華街で香辛料の香りを鼻に感じたら帰路に向かう。

帰り道、新たな自転車に出会ったら、増々放浪癖が悪化しそうだな。等と考え事していたら、

見事に効きの甘いブレーキミスで壁に接触。

最後に自分の自転車から喝を入れられた様な、そんなラストランでした。