「遠くに行きたいぞ〜!」の気持ちがMAXになりかけて来たので、日帰りで行ける範囲内で
しかも何かしらのフリーきっぷが利用出来て、ご当地グルメ&駅スタンプ回収が出来る所。
という訳で、今回は静岡県。横に長い静岡県を「休日乗り放題きっぷ」と言うきっぷを利用してまわることにした。
このきっぷ、JR東海の東海道線 熱海駅から豊橋駅までと、身延線、御殿場線が乗り放題で2,600円。
まずはフリーエリア内に入る必要があるが、東京駅から熱海駅までは1,890円。
御殿場線経由を考え国府津駅まで行ったとしても1,620円と、行き帰りで往復の金額を考えるとちょっと高い。
そこで今回は、一旦新宿駅まで出てそこから小田急線で新松田駅に出て
御殿場線の松田駅に乗り換えるルート、750円に決定。JRの半額以下だし。
新宿駅に出て小田急線小田原線で1時間20分。近くの丹沢湖を目指すのか、登山客で溢れる新松田駅に到着。
自分と同じように松田駅から御殿場線で下りの御殿場方面を目指す人たちが足早に駅に駆け込む。
どうやら既に列車は到着している模様。
急ぎ、休日乗り放題きっぷを購入して構内を駆ければ間に合うのかもしれないが、ここはのんびりと人の切れ間を待つ。
駅員も一息付いた所できっぷを購入。それと駅スタンプ。奥から機嫌良く出してくれた。
次の下り列車が来るまで40分程。ホームから山に沿って走る東名高速を見ながら暫し待機。

中華と和食の「マニラ食堂」。


御殿場線で40分程、御殿場線の丁度中間辺り御殿場駅で向かいのホームに小田急ロマンスカーRSE車両の特急あさぎりが入線。
休日乗り放題きっぷは別途特急券を払えば特急にも乗車可能なので、ここは310円を払い終点の沼津まで乗車してみる。
沼津からは今回の目的地でもある浜松駅まで一気に移動。
フリーエリア内の端、豊橋駅まで行って路面電車という選択も考えたが、移動時間が勿体なく
丁度お昼時ということもあり、浜松で浜松餃子に決定。
今回は有名店「むつぎく」さんへ。行列を覚悟しつつ駅から歩いて10分程。
飲屋街の路地を入って行くと15人程の行列が目に入った。
天気は快晴、日差しがガンガンに照る中での行列はカラダに堪える。それでも人の流れは早く、15分程で店内へ。
餃子は小が8個、中が12個、大が16個、そして特大が20個となっている。
ラーメンと一緒に食べる訳でもないし、宇都宮で餃子食べる時は焼き餃子2人前、水餃子1人前だし...と
頭の中でアレコレ考えた結果、特大20個とライスを注文。
運ばれて来た20個の焼き餃子はキレイな円形に盛られ、中心には浜松餃子の印、茹でもやし。
ラー油をたっぷり付け、ご飯にバウンドしながらお口へ。ちょっと小ぶりの餃子は皮が薄くキャベツの甘みが広がる。
個人的には皮はしっかりと、表面はパリッとした宇都宮の「みんみん」の様な餃子の方が好きかも。
それでもあっという間に20個の餃子は無くなり完食。


快晴と沼津駅。

貨物もブルー。にしても歪みが目立つ。


汗を拭きながら駅へと戻り、東海道本線で3駅、浜名湖の入口「弁天島駅」へと降り立つ。
18きっぷで西へ旅立つ際や新幹線の車窓などで前々から気になっていた浜名湖の景色。
左手には太平洋、右手には浜名湖が広がり、その間を国道1号と新幹線、東海道本線が駆け抜ける。
弁天島駅に降り立つと早速猛烈な海風と潮の香りが。
そしてわずか数10m先を猛烈なスピードでN700系が疾走して行く。やっぱり新幹線は速い。
しっかりと駅スタンプを押し、駅を出て脇にある観光所へ。
聞くと道路を渡った先にレンタサイクルをやっている所があるという事なので、地下道を通って公園側へ。
その公園の目の前に広がるのは太平洋から浜名湖へ通じる入口の湾と海に浮かぶ赤い鳥居。
更に向こうには高架になった浜名バイパス。
公園内にはヤシの木が植えられ、強い日差しと周りの景色で一瞬南国に来た気分にさせられる。
これは想像していた以上の景色。あの鳥居は広島・宮島の鳥居みたいに干潮時に歩いて行けたりするのだろうか?
「風強いから気をつけて」とおばちゃんから一声貰って自転車をレンタル。
特に目指す所がある訳でもないのでまずは公園を左右に往復。
新居町方面の橋を渡り、頭上を東海道本線と新幹線が走る橋の真下へ行って新幹線が来るのを待ったり
整然と並ぶ船やボートを眺めながら島を転々と移動。
渚園運動公園脇から伸びる1本道をひたすら走って浜名湖ガーデンパークまで行こうかと思ったが、
間近で見る高速の新幹線に魅了されてしまったので、結局駅近くまで戻って来た。


風が強いのがお分かり頂けるかと。






夕方というのにまだまだ日差しは強いが、時間も遅くなって来たので自転車を返し戻る事に。
長い事海が近い屋外にいた為か、カラダはいつも以上にベタつき、カメラのレンズにも汚れが。
手持ちの道具で軽い掃除をしながら静岡駅で下車。
汗まみれで気分は既に真夏な感じではあるものの、これから食べるのはおでん。そう、静岡おでん。
串に刺してあり、だし粉をかけて食べるのが特徴で、スープも真っ黒らしい。
駅からちょっと歩いて15分程、「乃だや」さんを訪れた。店内はほぼ満席。
おでん専門店ではなく居酒屋なので、壁に貼られたメニューは豊富。
1人客、しかもカメラをぶら下げている「ザ・観光客」だからか、気を使って女将さんが何かと声をかけてくれる。
生ビールを頼み、黒はんぺんと牛スジを是非食べてということで、静岡おでんを5・6本注文。
だし粉と青のりをたっぷりとかけた状態でおでんが運ばれ、いざ撮影とカメラを構えると「キレイに撮ってね」と
オススメの牛スジの向きを気にかけてくれる女将さん。
その牛スジ、半端無く旨い。「スジ」だから多少歯ごたえがあってコリッとしているのかと思いきや非常に柔らかい。
味もたっぷりと染み込み、味噌のコッテリとした感じが何とも言えない。
もちろんビールと牛スジを追加注文。非常に大満足で気分良くお店をあとにして駅へと戻る。

御殿場線・小田急線経由は既に終電に間に合わない為、東海道本線を何度か乗り継いで帰る事に。
お酒も入り自転車漕ぎの疲れでほぼ眠った状態で東京駅到着。
改札で休日乗り放題きっぷを見せて清算。1,890円はちょっと大きいが、静岡おでんを選んで正解。という事で。
ちなみに今回、初めて首都圏以外の駅スタンプを押してみた訳で、
ある程度丁重に迎えてくれる首都圏の駅員よりも更に「ご苦労様」と言う感じに接してくれる。
何だか今後のスタンプ集めの励みになります!
歩いた距離:16.2km 食べたおいしいもの:「乃だや」の静岡おでん
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