2010/08/03

2010夏18きっぷの旅 北東北編 3日目

暗闇の津軽半島を北上。本日の宿をどこにするか車で彷徨い、約40km程走った真っ暗な休憩所で休むことにした。

しかし、車はヴィッツ。大きい体には窮屈この上なく、寝たり起きたりの繰り返し。

結局明方4時頃には完全に目が覚め、更に北上を始めた。

この日青森の日の出時刻は4時半頃。

その時刻に合わせ、蟹田駅付近にあるフェリー乗り場で朝日が出るのを待ちわびてみることにしたが、

車から降りてみると外の気温に驚愕。海風があるにしても寒さが半端無い。風邪引きそう。

そんな気温の中、徐々に暗がりに光が射して行く様は圧巻。太陽からの光で体も温かくなる心地よさ。

暫しその光景に見とれ、オレンジ色の光を浴びていた。





蟹田駅からは津軽線に沿って内陸側を走り、立地が珍しい駅に到着。

「道の駅いまべつ」に隣接した津軽線の駅「津軽二股駅」。そして階段を隔てて隣接した海峡線の「津軽今別駅」。

更に将来北海道新幹線が整備された際には「奥津軽駅」が出来る場所。

そんな駅だらけの所で早朝の山の空気を吸い、長い貨物列車を見送りながら流し撮り。



左側が道の駅。



階段を上った先が海峡線の津軽今別駅。





駅を離れ次に向かうは津軽線の終着駅でもある「三厩(みんまや)駅」。

ここからは津軽線始発6:21発蟹田駅行の列車に乗り、単に蟹田駅まで往復する。未乗車路線だから。

ちなみに、こんな津軽半島の奥まで駅スタンプを押しに来る人も少ないようで、駅スタンプはクモの巣まみれ。

ディーゼルエンジンの音と揺れを耳に、ボックス席に足を投げ出し片道約40分のお休みタイム。

再度三厩駅に戻って来た時には太陽も高く、夏の日差し、暑さになっていた。



龍の角みたいな風車の羽。




レンタカーの返却は11時、この後渡る北海道・函館へ向かう特急白鳥の時刻は12時近くなので

青森市内へ向かう前に縄文集落跡で有名な「三内丸山遺跡」に寄ってみることにした。

青森市街からは高速のIC寄りにある三内丸山遺跡は駐車場、入場共に無料とお財布に優しい施設。

団体さんを率いている解説員の話を小耳に挟んだ情報だと、野球場を建設する際に偶然出土し、

今の様な復元された公園を作ることになったとの事。まだまだ発掘調査中らしい。

施設は屋内の展示施設と屋外の復元された住居などがあり、敷地も結構広大。

三内丸山遺跡のシンボル的な存在の高床建物を見上げ、縄文人は何を見ていたのだろう?と疑問を残してみたり、

復元された竪穴式住居内に入っても良いけど、責任は持てませんという解説員の説明に耳を傾けたりと

異世界な景色をボーッと眺めるのには最適な公園という感じの遺跡。ただ夏は日差し避けが必要。

そんな三内丸山遺跡の施設入口には青森ご当地グルメの露店が臨時出店中で、

食べたいが足を運ぶには時間が無くて諦めていた、黒石市の「つゆ焼きそば」に、

昨日永遠と歩き続けゲットした、むつ市の「大湊海軍コロッケ」など、なんと言うありがたい偶然。

もちろん、つゆ焼きそばと大湊コロッケの丸ごとニンニク、ホタテをご注文。

つゆ焼きそばとは、肉と野菜を入れた普通の焼きそばに温かい麺つゆを注ぎ、揚げ玉とネギを乗せたもの。

味としてもやはり焼きそばの味もするし、そばの味もするしで、これぞB級的な感じ。






非常にお腹も満たされたので、青森市内へ戻ってレンタカーも返却。

観光物産館アスパム裏では、昨日夜若干見損ねたねぶたがズラッと展示され、

夏休み中の宿題の為か多くの子供達がねぶたの前に陣取り絵を描いている。

夜のオレンジ色にライトアップされたねぶたもいいが、昼間見るカラフルで迫力ある姿もまた勇ましい。






この後は今回の旅のクライマックス、青函トンネル内「竜飛海底駅見学」。

青森駅から特急白鳥で今日の朝往復した津軽線を眺めながら、貨物列車を見送った津軽今別駅でJR北海道へと入り、

暫くすると青函トンネル内へと入って行く。

青函トンネル内の竜飛海底駅見学は、事前に見学券を購入する必要があり、乗り降りするドアも2号車だけと決まっている。

竜飛海底駅に停車した白鳥、2号車のドアでは車掌が非常用ドアコックを操作し、見学者のみが降りて行く。

トンネルの中の竜飛海底駅はホームが人1人歩ける程度の幅しかない為、下車したらそのまま非常用の通路へと移動。

今回この見学に参加しているのは、親子連れやおじさまおばさまのグループ、1人旅行者など自分を含めて合計で11名。

そこにJR北海道の引率1名が付き、竜飛海底駅見学がスタートする。





まずは大きな荷物を鍵付きの棚に預け、トンネル内横に整備された誘導路を足早に歩く。

途中、頭上を通る太いパイプの説明や、鍾乳石の話などしながら、TDRもしくはUSJ風な地下扉を潜る。

風圧などの関係か扉は2重で、一旦小部屋に全員が移動してから次の扉を開く仕組み。もう気分はアトラクション。

扉の先には実際工事に使用された工具や機械、ちょっと不気味な作業員の人形が展示。

この後、地上へ出る為のケーブルカー「青函トンネル竜飛斜坑線」の時間が迫っているのか、

じっくりと説明を見ながら見学とは行かず、団体行動を乱さないよう足早に移動することになり、撮った写真はどれもブレ気味。

オレンジ色のケーブルカーに乗り込み、かなりの傾斜を上って行く事数分。着いた先は竜飛崎近くにある「青函トンネル記念館」。





緑色のライトアップはどうだろうか?




ここで竜飛海底駅見学は一旦終わりで、ここからはおよそ2時間半近くの自由行動。

しかし我々海底駅見学チームは引き続き竜飛崎見学の引率をJR北海道の担当者にお願いし、そのまま全員で竜飛崎見学へと流れた。

この竜飛崎までの道のりがまた大変で、今まで湿度は高いものの、気温が低いトンネル内にいた為か、突然の炎天下で体力を奪われ

アップダウンの激しい山道を登らされた結果、女性2名が途中でギブアップ。

アジサイが咲き乱れる竜飛崎、まずは「津軽海峡冬景色歌謡碑」。石川さゆりの代表曲「津軽海峡冬景色」の碑が大きく鎮座し

中央の赤いボタンを押すと「上野発の夜行列車〜♩」と歌が流れる仕組み。

来た人次々にボタンを押すので、歌が鳴り止む事は余り無かった。

その奥に見えるのが国内唯一の「階段国道」。国道339号の一部区間で、もちろん車は通れず徒歩のみ許される国道。

階段国道脇からは竜飛崎灯台へと上がる階段もあり、その反対側には龍見橋という橋と小さな公園が整備されていたが、

この公園?からの景色が非常に感動的&圧巻で、九州・阿蘇山を思わせるような青々とした緑に囲まれた山々が青い海に突き出し

そこに1本の道が走るという、絵になる風景がどこまでも広がる。

竜飛崎から北側、北海道を望む景色も良いが、こちら南側を向くこの景色も是非一度実際に見て実感してもらいたい。

そんな竜飛海底駅見学は、ほぼ竜飛崎見学と化し、いつまでも太陽に焼かれながら遠くの景色に目をやっていた。








アジサイの他トンボの数も凄い。



漁船の船団はどんな漁をしているのだろうか。



竜飛崎の全景はこんな感じ。





下の階段に転がり落ちそう。


集合時刻が近くなり、再度青函トンネル記念館に戻った後はケーブルカーで地下深くへと潜り、誘導路を戻る。

北海道・函館へと向かう特急白鳥に乗車する為の非常用通路へ戻って来た際には、何故かチームの団結力も上がり

「誰かが遅れてる!」「皆揃いました!」てなやり取りも行われるまでに。

青函トンネルに入った特急の音が大きくなり徐々に近づく。

若干オーバーラン気味に停車したものの無事に全員乗り込み、あとは終点の函館へと向かうだけ。



17時半。JR北海道、函館駅に到着。

陸路だけで北海道入りしたのは今回で2回目。

新鮮な魚介、ラーメン、ハセガワストアの焼き鳥弁当、ラッキーピエロのバーガーなど、美味しいものが揃う函館ではあるものの

函館空港へ向かうシャトルバスの時間もすぐだった為、函館駅前を見ただけで今回の北海道は終了。

旅の思い出にと、函館空港ではサッポロクラシックビールで一息つき、今回の旅はここまで。

深夜急行のムーンライトにも徐々に慣れ、長距離旅がし易くはなったものの、初日で800km近い移動はちょっとやり過ぎた。

それでも夏の北東北、特に青森は朝晩の涼しさを含め、見所・食べ物共に魅力たっぷりなのでオススメ。




歩いた距離:17.3km 食べたおいしいもの:つゆ焼きそば

2010/08/02

2010夏18きっぷの旅 北東北編 2日目

2日目。初日はほぼ移動に費やした為か、体に少し疲れが。

予定では6:30に起床して八戸線で鮫駅に降り立ち、ウミネコ繁殖地で有名な蕪島に足を運ぶ予定だったが時刻は既に7時過ぎ。

とりあえず重い体を起こして八戸線で鮫駅までは行くことにしてみる。

結局、下車の印として駅スタンプを押し、折り返し八戸方面行きの下り列車で八戸へと戻るだけに。

八戸駅からは東北本線青森方面行きで野辺地駅まで出て、ここから本州最北端の駅下北駅、更には大湊駅まで向かう大湊線に乗り換え。

新潟で羽越本線に乗っていた際はほぼ熟睡だった為、今回の旅で海をしっかりと見るのは初。

左手に海、右手には小高い山々を眺めながら45分程で本州最北端の駅、下北駅に到着。

大湊線の終着駅は大湊駅だが、位置的に下北駅の方が若干北に位置する為、こちらが本州最北端。

しかし、駅前や駅構内を見渡しても特に「本州最北端」をうたっている訳でも無く、看板なども特に見当たらない。

去年行った本州最南端の紀勢本線「串本駅」とは対照的でちょっと寂しい。




小さくてかわいらしい駅舎の「鮫駅」。




下北駅前からは路線バスに乗車。ここから向かうのはもちろん、日本三大霊場の1つ「恐山」。

むつ市内の街中を走り、恐山の山道をグングンと上り約40分程(750円)で宇曽利湖のほとりにある恐山へ。

その途中、1杯飲めば10年、2杯で20年、3杯で死ぬまで若返ると言われる湧き水が出る所(冷水)で

乗客達に「水飲みません?」と、5分程停車するサービスをしてくれた。

恐山に到着し、バスから降り立つとプンと臭う硫黄臭。周りを山々に囲まれた中にある宇曽利湖は妙な静けさが漂い、

境内入口には六地蔵が座り、奥からは火山活動の証である煙が上がるなど、普通の景色とはやっぱり何かが違う。

入山料500円を払い入山。非常に整備された寺の様相、しかし脇の水路を流れるのは硫黄が溶け出したような黄色の水。

奥に進むと「男湯」「女湯」の看板と小屋を発見。

恐山内には入山料を払えば無料で入れる温泉が数カ所あり、中々良さそうな湯を楽しめるらしいが、

タオルなど入浴用の道具も手元に無いし、簡単に入れるような雰囲気ではなかったので今回はちょっとパスして更に奥に進む。



急に雲も厚くなる。




横から見守られます。




ここでHTB「ハナタレナックス」でシゲさんが「れいば」と連呼していたのが頭から離れなくなる。



窓を開けて外を眺めながら入っている人もいました。もちろん見えちゃいます。


奥は荒々しい岩が転がる道。所々に積まれた石と風車、ガスが噴出する危険な場所と、地獄巡りらしい景色が広がり、

その先には極楽浜と呼ばれる宇曽利湖へと繋がる。

今までの荒々しい岩場と比べればやはり極楽の様な景色の浜。湖の水は酸が強いらしくウグイ1種のみしか存在出来ないらしい。

確かにどこか水の色も他の湖と比べるとちょっと違うかも?

そんな極楽から地獄を少しかすめながらバス停まで戻り、恐山を離れ下北駅まで戻って来た。

次の目的地は青森なので、このまま大湊線で野辺地まで戻り東北本線に乗り換えればいいのだが、

ここまで来て終着駅の大湊駅を訪れないのはちょっと勿体ない。

更に大湊には「大湊海軍コロッケ」と言う名のご当地グルメが存在する。

このコロッケを提供している中で一番駅から近いのが「花時」さんと言う食堂で、大湊駅から約1.3km。今いる下北駅からは3.6km程。

ここは歩く!ひたすら国道沿いの歩道を歩く事にした。日差しがない曇りの天気と、北東北気温のおかげで汗だくにはならないものの、

坂道を上りかけている時はさすがに、コロッケ目指して歩いている自分の姿にちょっと自問自答気味に。

何とか目的のお店にたどり着き、コロッケ2種類を注文。

揚げ時間に少々時間を取られたが、無事コロッケ片手に今度は大湊線の終着駅、大湊駅まで更に歩く。









やっぱり緑が生えない所も。


およそ10分。「てっぺんの終着駅」と書かれた大湊駅に到着し、早速待合室で先程のコロッケを試食。

大湊コロッケはヘットと呼ばれる牛脂で揚げたコロッケで、サクッとした揚がりの他、ちょっとコッテリ感を感じる味。

購入した2種類のコロッケどちらも味は大満足で美味しい。ただ、食べ過ぎると胃もたれするかも?

大湊駅からはジョイフルトレインの「きらきらみちのく」車両を使った「みちのくリゾートねぶた号」で青森を目指す。

陸奥湾側に斜めに向いた座席に座りながら夕日を見たり、車内で行われる津軽三味線演奏会を楽しみつつ、あっという間に青森駅。

本日の青森はどこか活気に満ちている。もちろん、昨日からねぶた祭りが開催されているからで、旅の目的の1つでもある。

しかしこの青森ねぶた祭り。どのくらい県外から人がやって来るのか、2ヶ月近く前にも関わらず青森市内のホテルは全て予約不可。

実は本日の宿は確保する事が出来なかった程。

野宿、マンガ喫茶という選択肢はさすがに頭の中には無かったので、今回はレンタカーを借りて車中泊する事に決めていた。




三角形のコロッケは野菜とビーフ。



ウミネコ多いです。




レンタカーを借りる前に、最近俄に存在を高めつつある青森のご当地グルメ「味噌カレー牛乳ラーメン」を頂きに

三角の建物が特徴の青森県観光物産館「アスパム」の近くにある「味の札幌 大西」さんへ。

メニューは味噌カレー牛乳ラーメンの他、普通に醤油・味噌・塩もあるが、お客の大半が味噌カレー牛乳ラーメンを注文。

運ばれて来たラーメンはまさにカレー&牛乳色。そこにもやしとワカメにチャーシュー、バターが乗った形。

ワカメが磯っぽさを出してちょっと違和感はあるものの、味はクリーミーなカレーラーメン。

ただ、多くの客を相手にしている為か、麺が自宅で自分で茹でた様な若干伸びた麺だったのが残念。



青森駅ではねぶたの小型版がお出迎え。それでも迫力あります。



青函連絡船の「八甲田丸」。鉄道がそのまま船に入る姿見てみたかったが、廃止されたのは9歳の頃。




ラーメンで夕食も済ませ、あとはねぶた祭りの開始を待つだけ。

昨日の盛岡さんさ踊り同様、本日も夜の祭り。開始は19:10と完全に暗くなってからのスタート。

ねぶた祭りの開始も待ち遠しいが、この後の車中泊に備え、浅虫温泉駅前にある「道の駅ゆーさ浅虫」で汗を流す事の方が

ちょっと心配になって来た。実はこちらの営業時間が21時まで、20時半最終受付なのだ。

これを逃すと今夜汗を流す機会を失い、明日朝一の津軽線巡りが無くなりかねない。そんな事態は避けたい。

あれだけ楽しみにしていたねぶた祭りが始まってもどこか時間の事ばかり気になって上の空。

しかも数時間前まで雨が降っていた関係でねぶたには薄いビニールが全体に掛けられ、あの迫力を余り感じ取ることが出来ない。

それでも「ラッセーラーラッセーラー」のかけ声でお祭り気分には浸れ、人通りの少ない影から人で溢れる大通りまで

一通り駆け回り約30分、急いでレンタカーを走らせ浅虫温泉へと向かう。

浅虫温泉までは青森市内から約15km程。

意外と近く、問題無く営業時間内に間に合い、今日一日の汗を流し、ゆったりと温泉に浸かることができた。

しかし道の駅の駐車場も含め、周辺には異様な数の車。しかもエンジンはかかり車内には人。

ナンバープレートを見てみると、見慣れた関東近郊のナンバーが多く、どうやら車中泊の客がかなりの数いたようだ。

余りにも多くの車に囲まれた「わ」ナンバーのヴィッツ、

明日朝一の津軽線巡りを考慮して、なるべく津軽半島奥地へ向かっておこうと暗闇を走り続けることにした。




歩いた距離:18.3km 食べたおいしいもの:「花時」の大湊海軍コロッケ

2010/08/01

2010夏18きっぷの旅 北東北編 1日目

待ちに待ちました。先日の日帰り大井川鉄道から約10日。今夏2回目の18きっぷ利用旅。

行き先は北東北・青森!

2泊3日の予定なので、青森まで行ってそのまま普通列車で帰って来るとなると、ほぼ移動のみで日程終わってしまうため

最終日に北海道・函館から空路で帰ることになっている。

まずは、最近おなじみになりつつある「ムーンライトえちご」で日本海側の新潟を目指す。

新宿を出て高崎線沿いを北上するムーンライトえちごは、18きっぷで利用する場合、日付変更して最初に停車するのが高崎駅。

新宿駅から高崎駅までの乗車券1,890円を購入、もしくは18きっぷ2日分利用することになる。

そんな訳で、今回は上野駅23:07発の高崎線新前橋行に乗車し、高崎駅に先乗りする。

となると北鴻巣駅で日付が変わるため、950円で済む訳。1,000円近くも財布に優しい。

早速上野駅から高崎線に乗車すると、宇都宮線が人身事故で運転見合わせている、

そして乗車しているこの列車も途中で運転を取りやめる可能性もあると言うアナウンスが。

財布に優しいという考えから、一気にこの後東北に向かえるのかという不安に駆られるも、無事定刻通り高崎駅に到着。

高崎駅改札で北鴻巣までの切符を差し出し、18きっぷに今日の日付で印してもらう。

金沢方面へ向かう急行能登、そして新潟方面へ向かうムーンライトえちごが向かい合う形でホームに入線。

急行能登はそのまま発車して行ったが、えちごの方は宇都宮線遅れの影響で、最終の高崎線を待ってからの発車に変更となってしまった。



臨時車両のムーンライトえちご。


30分程遅れて発車したムーンライトえちご。前回春に乗車した際は暖房が効き過ぎて汗びっしょりとなったが、

今回は冷房の効きが中途半端。じんわり汗をかく程度の温度で不快指数も若干高め。

そんな夜行列車に揺られ、IPodタイム。途中駅で数十分ある停車時間を調整しながら遅れを取り戻し、

結局終着新潟駅にはほぼ定刻通りに到着した。時間は明方の4:51。

この後、4:56発の白新線快速に乗り換え、村上駅。そして羽越本線で酒田駅と順調に北上することも出来るが、

酒田駅から先、秋田駅方面へ向かうには1時間20分待たされることになる。

前回この流れを体験済みなので、今回は新潟駅前で少し時間を潰し、この後の列車で一気に秋田方面を目指すことにする。

しかし時間を潰すにしてもこんな朝早くから開いているお店はコンビニかファミレス、松屋くらいなので朝食用に牛めしを軽く1杯。

基本、旅先ではご当地グルメ最優先、もしくは駅弁なので、松屋を首都圏以外で食べるのはこれが初めてかも?

牛丼を食べてもまだ時間はあるので万代口辺りをウロウロ。

ここから秋田駅まではほぼ休憩(乗り換え時間)も無し。5時間ちょっとをかけて2度の乗り換えで一気に秋田駅。

途中から日本海も眺められ、景勝地の笹川流れも通るが、この時間帯は完全に睡眠タイム。



新潟方面ではよくコレを見かける。



突っ込みどころが満載?鮭の胴体部分に顔を出すとか。


半分眠った状態のまま新発田駅、酒田駅と乗り換え、11:31秋田駅に到着。

そのまま一旦休憩する事も無く引き続き奥羽本線へと乗り換え、今回の第一の目的地「横手駅」まで移動する。

横手と言ったら「横手焼きそば」。

丁度2年前の夏に一度訪れたことがあり、その時も横手焼きそばを食べたので今回は味の再確認と撮影目的で再訪。

今回再訪するのは駅から歩いて5分程の「ふじわら」さん。夫婦2人で切り盛りしている小さなお店。

注文したのは挽肉が入り目玉焼きが乗った肉玉入の中、550円。

すぐに運ばれて来た焼きそばはモチっとしたストレートな中太麺で、たっぷりのキャベツと挽肉が入り、

紅ショウガの代わりに福神漬けが付くのが特徴。

ソースはサラッとした感じで味付けも少々薄味でサッパリと食べれる焼きそばという感じ。



朝早く食べた松屋の牛めし以来の食事なのであっという間に完食。焼きそば屋はしごの準備をするが、

よくよく考えてみるとこの先、盛岡で冷麺、八戸でせんべい汁。

そして秋田駅で買って来て現在手に持っている、大館駅の駅弁「花善さんの鶏飯」をこの後食べる事になっている。

そうなると今満腹感に襲われていると危険。という事で、横手焼きそばは1件だけでセーブしておくことにした。

横手駅からは再度奥羽本線で秋田方面に戻り、大曲駅で乗り換え。

ここからは同じ線路を秋田新幹線が走る田沢湖線を盛岡駅を目指して走る。

秋田新幹線こまちは30分に1本走っているものの、普通列車となると大曲駅から盛岡駅まで向かう上り列車は1日2本のみ。

途中駅や信号で何度も行き違いの停車を繰り返す車内で、花善の鶏飯を開封。香ばしい鶏肉と炊き込まれたご飯。

やはり旨い!マイベスト駅弁2位の実力。




冬場と卵の形状が違うのだ。


もう少しゆったりとしたローカル線かと思いきや、新幹線との行き違いを意識しているからか

山の中を結構なスピードで駆け抜ける田沢湖線。盛岡駅に着いたのは夕方の16:46。

本日から盛岡では「さんさ踊り」なるお祭りが開催される事になっている。

しかし、名前だけは聞いた事があったも、実はどんな祭りなのか実態を知らない。

駅前から「さんさ踊り会場はこちら」の看板を目当てに人々の流れに付いて歩いて行く。

駅から1km程歩いただろうか?歩道に人が溢れ、座り込んで祭りに備えているが、どうも一向にスタートの雰囲気ではない。

警備員に確認してみると祭り開始はなんと18時からだとか!過去の祭りの写真を見る限りでは昼間もやっているものだと勘違い。

時間の関係で会場で一切祭りを見る事無く、祭り会場へ向かう人々を見送りながら来た道を戻り駅方面へ。

一先ず駅前にある「盛楼閣」さんで盛岡冷麺を頂く。

10数年前、お土産用の冷麺を自宅で食べた際、麺がゴムみたい、いや完全にゴムで、非常にマズかった思い出があり、

それ以来冷麺を毛嫌いして、今回冷麺を食べるのはそれ以来になる。

辛さを選べる冷麺は数段階の辛さとは別に、キムチを小皿に入れてもらう「辛味別」と言う選択肢もあり、今回はこちらを注文。

器にスープが張られその中央に盛られた麺の上に崩れかけのゆで卵とスイカが乗り、牛テール?とキュウリが散らばるシンプルな形。

ダシが効いた感じのスープは美味しい。そして肝心の麺は、ゴムじゃない!しっかりとコシと弾力があるものの、悪く無い。

冷麺のイメージが払拭された瞬間。

別皿に盛られたキムチ&スープを全て入れて辛味を楽しむが、ちょっと辛味が弱いかも?




ゆっくりと食べている訳にも行かず、食べ終わりすぐ駅へ。

ここから今夜の宿がある八戸へ向かうのだが、この先八戸駅までは東北新幹線が延伸した際に東北本線は第三セクターの

いわて銀河鉄道と青い森鉄道になってしまったので、そのまま18きっぷを使用することが出来ず3,000円近く別にかかる。

そう考えるとプラス1,000円程で指定席&高速な新幹線はやてに乗車した方が無難。

この切符を事前に購入していた為、さんさ踊りを見ないで素通りという形になってしまったが、とりあえず一気に八戸駅へ。

山奥を走っているのか景色はほぼトンネル。僅か30分程で現時点での東北新幹線の終着駅八戸駅に到着した。

つい先程冷麺を食べたばかりではあるものの、駅構内からそのまま隣接するホテルメッツの入口から「いかめしや烹鱗」さんに入店。

こちらで頂くのは八戸ご当地グルメの「せんべい汁」。

様々な海の幸の丼もあるものの、ここは店名にもなっているいかめしとせんべい汁のセットを注文。

初体験のせんべい汁、汁はかなり薄味でなんだか物足りなさを感じる。そしてフニャっとふやけたせんべいはちょっと硬い。

いかめしの方は特に特徴も無くちょっと寂しい感じ。

八戸の中心街は八戸駅ではなく本八戸駅側。今夜のホテルもそちらなのでバスに乗車してホテルへと向かい初日は終了。

ちなみに今日八戸では「八戸三社大祭」と言う祭りが行われていたらしいがこちらは昼間と、何とも歯がゆい感じ。





歩いた距離:12.5km 食べたおいしいもの:「ふじわら」の肉玉入焼きそば