2010/08/01

2010夏18きっぷの旅 北東北編 1日目

待ちに待ちました。先日の日帰り大井川鉄道から約10日。今夏2回目の18きっぷ利用旅。

行き先は北東北・青森!

2泊3日の予定なので、青森まで行ってそのまま普通列車で帰って来るとなると、ほぼ移動のみで日程終わってしまうため

最終日に北海道・函館から空路で帰ることになっている。

まずは、最近おなじみになりつつある「ムーンライトえちご」で日本海側の新潟を目指す。

新宿を出て高崎線沿いを北上するムーンライトえちごは、18きっぷで利用する場合、日付変更して最初に停車するのが高崎駅。

新宿駅から高崎駅までの乗車券1,890円を購入、もしくは18きっぷ2日分利用することになる。

そんな訳で、今回は上野駅23:07発の高崎線新前橋行に乗車し、高崎駅に先乗りする。

となると北鴻巣駅で日付が変わるため、950円で済む訳。1,000円近くも財布に優しい。

早速上野駅から高崎線に乗車すると、宇都宮線が人身事故で運転見合わせている、

そして乗車しているこの列車も途中で運転を取りやめる可能性もあると言うアナウンスが。

財布に優しいという考えから、一気にこの後東北に向かえるのかという不安に駆られるも、無事定刻通り高崎駅に到着。

高崎駅改札で北鴻巣までの切符を差し出し、18きっぷに今日の日付で印してもらう。

金沢方面へ向かう急行能登、そして新潟方面へ向かうムーンライトえちごが向かい合う形でホームに入線。

急行能登はそのまま発車して行ったが、えちごの方は宇都宮線遅れの影響で、最終の高崎線を待ってからの発車に変更となってしまった。



臨時車両のムーンライトえちご。


30分程遅れて発車したムーンライトえちご。前回春に乗車した際は暖房が効き過ぎて汗びっしょりとなったが、

今回は冷房の効きが中途半端。じんわり汗をかく程度の温度で不快指数も若干高め。

そんな夜行列車に揺られ、IPodタイム。途中駅で数十分ある停車時間を調整しながら遅れを取り戻し、

結局終着新潟駅にはほぼ定刻通りに到着した。時間は明方の4:51。

この後、4:56発の白新線快速に乗り換え、村上駅。そして羽越本線で酒田駅と順調に北上することも出来るが、

酒田駅から先、秋田駅方面へ向かうには1時間20分待たされることになる。

前回この流れを体験済みなので、今回は新潟駅前で少し時間を潰し、この後の列車で一気に秋田方面を目指すことにする。

しかし時間を潰すにしてもこんな朝早くから開いているお店はコンビニかファミレス、松屋くらいなので朝食用に牛めしを軽く1杯。

基本、旅先ではご当地グルメ最優先、もしくは駅弁なので、松屋を首都圏以外で食べるのはこれが初めてかも?

牛丼を食べてもまだ時間はあるので万代口辺りをウロウロ。

ここから秋田駅まではほぼ休憩(乗り換え時間)も無し。5時間ちょっとをかけて2度の乗り換えで一気に秋田駅。

途中から日本海も眺められ、景勝地の笹川流れも通るが、この時間帯は完全に睡眠タイム。



新潟方面ではよくコレを見かける。



突っ込みどころが満載?鮭の胴体部分に顔を出すとか。


半分眠った状態のまま新発田駅、酒田駅と乗り換え、11:31秋田駅に到着。

そのまま一旦休憩する事も無く引き続き奥羽本線へと乗り換え、今回の第一の目的地「横手駅」まで移動する。

横手と言ったら「横手焼きそば」。

丁度2年前の夏に一度訪れたことがあり、その時も横手焼きそばを食べたので今回は味の再確認と撮影目的で再訪。

今回再訪するのは駅から歩いて5分程の「ふじわら」さん。夫婦2人で切り盛りしている小さなお店。

注文したのは挽肉が入り目玉焼きが乗った肉玉入の中、550円。

すぐに運ばれて来た焼きそばはモチっとしたストレートな中太麺で、たっぷりのキャベツと挽肉が入り、

紅ショウガの代わりに福神漬けが付くのが特徴。

ソースはサラッとした感じで味付けも少々薄味でサッパリと食べれる焼きそばという感じ。



朝早く食べた松屋の牛めし以来の食事なのであっという間に完食。焼きそば屋はしごの準備をするが、

よくよく考えてみるとこの先、盛岡で冷麺、八戸でせんべい汁。

そして秋田駅で買って来て現在手に持っている、大館駅の駅弁「花善さんの鶏飯」をこの後食べる事になっている。

そうなると今満腹感に襲われていると危険。という事で、横手焼きそばは1件だけでセーブしておくことにした。

横手駅からは再度奥羽本線で秋田方面に戻り、大曲駅で乗り換え。

ここからは同じ線路を秋田新幹線が走る田沢湖線を盛岡駅を目指して走る。

秋田新幹線こまちは30分に1本走っているものの、普通列車となると大曲駅から盛岡駅まで向かう上り列車は1日2本のみ。

途中駅や信号で何度も行き違いの停車を繰り返す車内で、花善の鶏飯を開封。香ばしい鶏肉と炊き込まれたご飯。

やはり旨い!マイベスト駅弁2位の実力。




冬場と卵の形状が違うのだ。


もう少しゆったりとしたローカル線かと思いきや、新幹線との行き違いを意識しているからか

山の中を結構なスピードで駆け抜ける田沢湖線。盛岡駅に着いたのは夕方の16:46。

本日から盛岡では「さんさ踊り」なるお祭りが開催される事になっている。

しかし、名前だけは聞いた事があったも、実はどんな祭りなのか実態を知らない。

駅前から「さんさ踊り会場はこちら」の看板を目当てに人々の流れに付いて歩いて行く。

駅から1km程歩いただろうか?歩道に人が溢れ、座り込んで祭りに備えているが、どうも一向にスタートの雰囲気ではない。

警備員に確認してみると祭り開始はなんと18時からだとか!過去の祭りの写真を見る限りでは昼間もやっているものだと勘違い。

時間の関係で会場で一切祭りを見る事無く、祭り会場へ向かう人々を見送りながら来た道を戻り駅方面へ。

一先ず駅前にある「盛楼閣」さんで盛岡冷麺を頂く。

10数年前、お土産用の冷麺を自宅で食べた際、麺がゴムみたい、いや完全にゴムで、非常にマズかった思い出があり、

それ以来冷麺を毛嫌いして、今回冷麺を食べるのはそれ以来になる。

辛さを選べる冷麺は数段階の辛さとは別に、キムチを小皿に入れてもらう「辛味別」と言う選択肢もあり、今回はこちらを注文。

器にスープが張られその中央に盛られた麺の上に崩れかけのゆで卵とスイカが乗り、牛テール?とキュウリが散らばるシンプルな形。

ダシが効いた感じのスープは美味しい。そして肝心の麺は、ゴムじゃない!しっかりとコシと弾力があるものの、悪く無い。

冷麺のイメージが払拭された瞬間。

別皿に盛られたキムチ&スープを全て入れて辛味を楽しむが、ちょっと辛味が弱いかも?




ゆっくりと食べている訳にも行かず、食べ終わりすぐ駅へ。

ここから今夜の宿がある八戸へ向かうのだが、この先八戸駅までは東北新幹線が延伸した際に東北本線は第三セクターの

いわて銀河鉄道と青い森鉄道になってしまったので、そのまま18きっぷを使用することが出来ず3,000円近く別にかかる。

そう考えるとプラス1,000円程で指定席&高速な新幹線はやてに乗車した方が無難。

この切符を事前に購入していた為、さんさ踊りを見ないで素通りという形になってしまったが、とりあえず一気に八戸駅へ。

山奥を走っているのか景色はほぼトンネル。僅か30分程で現時点での東北新幹線の終着駅八戸駅に到着した。

つい先程冷麺を食べたばかりではあるものの、駅構内からそのまま隣接するホテルメッツの入口から「いかめしや烹鱗」さんに入店。

こちらで頂くのは八戸ご当地グルメの「せんべい汁」。

様々な海の幸の丼もあるものの、ここは店名にもなっているいかめしとせんべい汁のセットを注文。

初体験のせんべい汁、汁はかなり薄味でなんだか物足りなさを感じる。そしてフニャっとふやけたせんべいはちょっと硬い。

いかめしの方は特に特徴も無くちょっと寂しい感じ。

八戸の中心街は八戸駅ではなく本八戸駅側。今夜のホテルもそちらなのでバスに乗車してホテルへと向かい初日は終了。

ちなみに今日八戸では「八戸三社大祭」と言う祭りが行われていたらしいがこちらは昼間と、何とも歯がゆい感じ。





歩いた距離:12.5km 食べたおいしいもの:「ふじわら」の肉玉入焼きそば

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