2010/07/11

夏の富良野・美瑛旅 2日目

ホテルのカーテンを勢いよく開ける!...残念、曇り!

2日目の旭川は雨が降ってないものの、どんよりとした雲が立ちこめる曇り模様。

本日はレンタカーを借りて丘の街美瑛から富良野辺りをまわる予定。

旭川駅の駅レンタカーは8時からなので、時間まで駅構内のロッテリアで朝食待機。

8時きっかりに駅レンタカーを尋ね、今回の相棒「フィット」を借りて一路美瑛を目指す。

北海道の運転は初めてではないものの、山道・田舎道を走るのは今回が初めて。

早速北海道特有の「ここまでが道路ですよ」矢印(スノーポール?)が路肩頭上にお目見え。

非常に走り易い広い道を、昨日乗った富良野線に沿って順調に南下。

ほとんどが無人駅のため、事前に調べた駅スタンプ設置についても美瑛駅まで無い。

それでも板張りホームの小さな駅をちょっと見たくなったので、ほんの少し寄り道して「北美瑛駅」へ。

脇道にちょっと入って単線の線路を渡ると、白い小さな待合室がポツンとあるだけの板張りホームが見えて来る。

駅前の小さな広場?に車を止め、小さな花壇の脇を通り、斜めになった板張りからホームへ上がる。

これぞ「北海道の駅!」という雰囲気をプンプンに醸し出す駅で、コツコツと板の感触を味わっていると、

突然遮断機の音が鳴り響くき、普通列車が猛スピードで通過して行った。

北美瑛駅は十分堪能したので車に戻り、隣の美瑛駅へ移動。

こちらは北美瑛駅とは対照的に美瑛軟石で建てられた非常に重厚な駅舎の駅。人もしっかりいる。




駅スタンプをサクッと頂き、美瑛の有名観光地「ぜるぶの丘」へとやって来た。

昨日のファーム富田同様こちらも入場無料。広い敷地内はバギーやカートを借りて巡る事も可能らしい。

広がる景色は丘の斜面一面に咲く花。数種類の花を区分けして並べて植えている為、みごとに「花の絨毯」状態。

花の絨毯も見事だけど、その裏にあるサッカー場か?と思わせるような綺麗な芝。これに魅了された。

昨日の雨で雨露がまだちょっと付いた状態なので、寝転がってという訳には行かないが、子供達は駆け回っていた。

ひまわり満開の時期にはまだちょっと早かったが、目から緑とカラフルな色をたっぷり吸収したので

次の目的地、すぐ近場の「北西の丘展望公園」へと山を駆け上がる。

今度は花畑ではなく、美瑛の街に永遠と広がる丘を上から眺めるため。



ここでようやくレンタルして来たレンズ「AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED」が役に立つ。10mmの超広角は別世界。






整備された公園の小さな駐車場には大型観光バスが次から次へとやって来て、次々に降りて来るのは中国の方々。

さすが富裕層の方が多いようで、どなたも超高価な一眼レフカメラ&レンズをお持ち。

天気も良くなりつつあり、絶好の撮影日和になって来たからだろうか。

それにしてもどこへ行っても絶景絶景。このまま美瑛をまわり続けても飽き足らないくらいの景色を堪能出来るものの、

ここだけで時間を使うのも勿体ないので、牛乳ソフトクリーム片手に美馬牛駅方面へ移動する。



じゃがいもの花?







有名な「ケンとメリーの木」。



人はいない。美馬牛駅。



駅スタンプは無いものの、美馬牛駅を軽く見学、そして今回非常に楽しみにしていた

ドライブコースの「ジェットコースターの道」へといざ入る。国道237号から1本入ったところ。

削った山々をなだらかにして耕作地を設け道を整備ているものの、やはり山は山。どこまでも一直線に伸びた道は

山のアップダウンに合わせ一気に下り、上る。

名前通り、ジェットコースターのような急勾配、一気に下って山を駆け上がった先には畑の緑がどこまでも広がる超絶景が。

ぜるぶの丘や北西の丘展望公園のように観光地化されている訳でもなく、道の脇にちょっと車が止められる程度なので

そこにいるのはジェットコースターの道を走り、偶然この景色を発見した人数人だけ。非常に落ち着いて景色を眺められる。

どこを走っても絵になる景色、落ちて行く様な急勾配な道、これはかなりなオススメスポット!




自転車で下ったらどうなるか非常に気になる所。








ジェットコースターの道をあとにし、2km程走った先にある「四季彩の丘」に向かう。

ここもぜるぶの丘同様、無料で見学出来る広大な花畑。

しかし規模が全く違い、とにかく広い。目に見える範囲内あらゆる花が植えられ、その種類も豊富。

昨日行った上富良野のファーム富田より、景色に広がりがあるこっちの花畑の方が見応えはあるかも。

歩道も含め、緩やかな丘状にはなっているものの、花畑の周りを1周するとさすがに多少の息切れが。

時間もお昼を過ぎて13時。お腹が空っぽになりつつあるので、本日の絶景撮影の部はこれにて終了し、

これからは絶品食べ尽くしの部。ソフトクリーム以外の食事をする為、

「へそ祭り」「北海道の中心」で有名な富良野まで移動。









にょきにょきっと。




ここ富良野のご当地グルメはカレーにオムレツがのった「オムカレー」。

富良野オムカレーの加盟店は全14店、オムカレーの中心に旗を立てたり、ふらの牛乳が付くなどルールがある。

今回伺う店はその加盟店には属してないものの、美味しいカレーを出すということで評判らしく、

HTBの「おにぎりあたためますか」でも紹介されていたため、そちらのお店「唯我独尊」さんにお邪魔した。

さすが人気店、14時を過ぎた時点でも10名程の行列。木々に囲まれた小屋風の店舗は1階2階、そして外でも食事が可能。

順序良く列の後ろに並んでいると足下に何やら落ちた。ビックリ!久々に見た!毛虫!?

辺りを見回すとお客さんに踏まれたであろう毛虫があちこちに。しかも店の入口に近づくと蚊が多いのにも気が付く。

カレーを食べる前に並んでいる前後の人達も毛虫に怯えビクビク。

店内2階へ通されたものの、その過程で上る外階段にもやっぱりけ・毛虫が...

早速「オムソーセージカレー」を注文。手作りソーセージ・カレーは香辛料が効いてちょっとサッパリで独特の味。

カレーはピリッと辛いがオムレツと中のチーズで辛さはほとんど感じない。

ちなみにカレールーはおかわり自由で、1階のキッチンまで皿を持参し合い言葉「ルールルルー」と言う決まり。

汗を垂らしながら10分少々で完食。全体の味は悪く無いが、これで1450円だったのでちょっと高いかも?

それより毛虫の方が衝撃的だったのでそっちのインパクト大き過ぎ。

車に戻り、小学校の裏庭にポツンと佇む「北海道中心標」経由で「富良野チーズ工房・アイスミルク工房」で

食後のデザート、ぶどう果汁・チーズのダブルジェラートを食べ、本日アイス3本目。

時刻は15時半。この後、昨日の雨で散々な結果に見舞われたファーム富田で撮影をし直すことも考えたが、

レンタカー返却の20時までまだ時間がある為、ここはいつものごとく少し足を延ばして約35km先の芦別を目指すことにした。






何故芦別なのか。それは「ガタタン」が非常に気になるから。

名前からは何なのか全く想像ができないが、ようは魚介類など色々な具材を入れたとろみのあるスープの事。

今回訪れた「宝来軒」さんは唯我独尊さんと同じく「おにぎり」からの情報。

夜の営業時間開始と同時に入店。こちらのお店、ガタタンを使ったメニューが実に豊富で

スープを始め、チャーハン、ラーメン、ドリア、更には春巻きなど、色々と挑戦をされている模様。

その中で注文したのはガタタンチャーハン。チャーハンの上にガタタンが乗ったあんかけ風チャーハンの様なもの。

運ばれて来たガタタンチャーハンは以外にボリュームも多く、食べきれるかちょっと心配。

いざ一口。普通のあんかけ味を想像して食べてみると、そのクリーミーさに驚く。

ホワイトソース?牛乳?チャーハン用に味付けはアレンジしているのか、とにかく非常にベストマッチングで美味しい。

確かにこれならドリアにも合うかも。

明らかに観光客な自分に対し、お店の方々が色々と話しかけてくれ、芦別の魅力から移住のお誘い話などで話し込んでいると

今度出す新商品を試食して欲しいと「そばめし棒」を出してくれた。

紅ショウガ+そばめしを春巻きの皮で巻いて揚げてしまったもの。正直、味はちょっと物足りないかも。それに食べづらいし。

以前伊勢市で「鯛飯春巻き」なるものを食べた事あるが、あれと同じようにサイズを小さくして棒に刺す形が良いかも?



芦別駅前には立派な五重塔が。でも人はどこにもいない。





春巻きの皮、もうちょっと厚くても?サクサクと。



何かと色々楽しい思いをさせて頂いた宝来軒さんを出ると既に18時近くになっていたので、旭川まで帰ることにした。

この後、さっきまでの楽しい思い出がゼロになる様な出来事もあったりもしたが、無事旭川へと帰って来た。

更に本日のお宿は、明日の行動範囲を考え札幌にしているため、789系スーパーカムイで札幌駅へ。

明日は最終日。まだまだ食べますぞ!


歩いた距離:- 食べたおいしいもの:「宝来軒」のガタタンチャーハン

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