2010/07/12

夏の富良野・美瑛・室蘭旅 3日目

3日目最終日。札幌はどしゃ降り。昨日の晴れが嘘のよう。

梅雨が無い北海道=つねに快晴と思っていたが、結構雨が多いんじゃなかろうか?

ちょっと遅めの出発で、本日1発目は厚別区にあるチキン専門店「チキンペッカー」さんでチキンバーガーを頂く。

三たび「おにぎり」情報で、以前から気になっていたお店なのだ。

この後予定が詰まっているため、オープン時間に合わせて新札幌駅へと降り立つ。

強い風雨の中歩いて10分程でチキンペッカーに到着。もちろんお客は自分1人。

若鶏の炭火焼や唐揚げなども魅力的だが、注文したのはタツタチキンバーガーのセット。ポテトの他、小さい若鶏の唐揚げが付いて来る。

バーガーの見た目がまず美しく、甘辛のタレとシャキシャキレタス、更にはホクホクのポテトも含めなかなかの美味しさ。

チキンはジュワッと油が溢れるが、以外とサッパリな味付けで某ケンタより好きかも。



相変わらず雨は強いものの、駅に戻り再度札幌駅へと戻る。

再度「ふらの・びえいフリーきっぷ」を利用し新千歳空港へ。

羽田行きの便は最終の21:30なので、それまでの間荷物を預け移動に備える。

まず目指すのは製紙工場の街苫小牧。ここからは普通に切符を購入しての移動。

新千歳から苫小牧は結構近く、南千歳駅での乗り換えも含め普通列車で30分程。

駅から出ても相変わらずの雨。予定では観光案内所でレンタサイクルを借り、

駅から2km程離れた港にある超有名店「マルトマ食堂」さんを目指す予定だったが、さすがにこの雨。

駅前でタクシーに乗り込みマルトマ食堂へと直行してもらう。行列を覚悟したが店の外には見当たらない。

ここが入口?という感じで卸売市場建物内に入ると右手に食堂。

店内は想像以上に騒がしく混雑し、テーブル席の大半をここでも中国の方々が占めていた。

店の方も対応に追われているのか、席へも案内されず暫く待ちぼうけ。

こちらのマルトマ食堂を含め、苫小牧と言えば「ホッキ」。

ホッキを使った様々メニューが半端無く多く、その中でも有名なのはホッキカレー。

他にもボリュームたっぷり、新鮮な魚介丼が激安。いくら食べたいなぁとは思いつつも、ここはホッキカレーを注文。

運ばれて来たカレーは直径30cm程の銀皿に目一杯。後ろでは大盛りを注文した中国人が歓喜。

所々に入ったホッキ、プリっとしてコリッとした歯ごたえでカレーとのバランスも悪く無い。カレーの味は定食屋さんの味。

それにしても量が半端無く、最後の方はカラダがカレーを拒否しそうなぐらいに。それでもなんとかギリ完食。



ホッキハンバーグなんてメニューも。もちろんナックスメンバーの写真&サインは多数。



雨は小振りになって来たのでちょっと苫小牧の地を歩き、バス停でバスを待つ事に。

苫小牧からは更に西を目指し、ナックスメンバー安田顕さん故郷、室蘭へと向かう。

183系の特急北斗が丁度やって来たので、特急券を購入し2駅先の東室蘭へ。

東室蘭からは盲腸線となっている室蘭本線1両編成に乗車し、室蘭駅の手前、母恋駅にて下車。

母恋駅と言えばホッキのおにぎりとスモークチーズなどが付いた駅弁「母恋めし」が有名。それと太平洋に突き出た地球岬。

見渡す限りの水平線が円弧を描き、地球の丸さが分かるということでその名の付いた、地球岬を今回は目指す。

駅前のバス停から路線バスに揺られて数分。地球岬への入口、地球岬団地のバス停に到着。ここからは徒歩で山を登る訳だが、

道路もしっかりと整備された急坂。ちょっと体力を使うものの、そう距離も無く海側へと出る。



行き先が書かれた通称「サボ」。取り替えているのは初めて見た。




そこは「金屏風」と呼ばれる巨大な岩が迫り出した海。海面までは相当な高さがあり、ちょっと恐怖を覚える崖。

そこから山の尾根沿いを走る道路を数百メートル進むと地球岬。

さっきまでの雨→曇り空が嘘の様なピーカン照り。海の青に空の青、そして強烈な日差しが何とも言えない景色に。

更に立っていられないくらいの強風が常に吹き荒れる。

遠く太平洋側、確かに水平線が微妙に円を描いているかも?とにかく海の青さがたまらない。これは絶景!

また、室蘭の中でも結構標高が高い所なので、室蘭市街方面の緑、母恋方面の町並み&風車など、

どこを見渡してもいい景色ばかりを見渡せるこの場所は最高。

室蘭方面もしくは登別まで来た人は、是非とも足を運んでもらいたい場所。




左上に道路があるので崖の高さが何となく分かるかと。



この道の歩道を歩いて地球岬へ。



超広角レンズ大活躍!







歩いて来た道を戻りバス停から室蘭駅方面へ向かうバスに乗車。室蘭駅からは札幌方面へ向かう列車が停車する東室蘭駅へ戻る。

室蘭と言えば「カレーラーメン」と「室蘭やきとり」が有名。

しかしマルトマ食堂のホッキカレーが未だに消化しきれず腹7分目状態。

どちらも目一杯堪能するまで食す事は無理なので、室蘭やきとりをお持ち帰りしてみることにした。

駅から歩いて15分程の所にある「やきとりの一平」さん。煙がモクモクと良い匂いを漂わせている。

室蘭やきとりの特徴は肉が鶏肉ではなく豚肉で、ネギの代わりに玉ねぎが間に挟まっていて、からしをたっぷり付けて食べる。

テイクアウトで豚精肉串を6本。焼き上がるまで10分程店内で静かに待機。

渡されたビニール袋からは焼肉のような食欲をそそる香り。そんなやきとりを持ちながら駅に向かうが、時間は18:20。

実は普通列車で新千歳空港まで向かうには18:12発に乗らなければ飛行機には間に合わない。

その後は18:30の特急スーパー北斗か19:30のL特急すずらんどちらかに乗るしか無い。

L特急すずらんに乗車した場合、飛行機出発まで30分程しか時間の余裕が無い。

その為、今手に持っている室蘭やきとりを空港で食べる余裕が無さそう。最悪機内持ち込み?

てな訳で、大急ぎで特急スーパー北斗に乗車するべく、急いでタクシーを拾う。

運ちゃんに残り10分しか無い事を告げ裏道を急いでもらう。間に合うか間に合わないか微妙な時間、駅に到着しダッシュ。

気が付いたら暑くも無い気温の中、一人汗だくで自由席に座る自分。

無事、振り子式気動車281系で多くのサラリーマンに混じって新千歳空港へと戻って来た。




寝台特急カシオペアが上野を目指して走り去った。


天気は一転してまたどしゃ降りの雨。しかも半袖1枚では震えそうなくらいの寒さ。

急いで戻って来たおかげで出発時間までは余裕十分。空港内の売店もまだ営業中の為、空港内を暫く歩いてホッキカレーを腹下に落とす。

多少腹に余裕が出来始めたので、ちょっと離れた場所にあるベンチでやきとり袋をオープン。

冷めてもまだまだ香ばしい匂いを放ち、別途追加用のタレが容器に入れられ、もちろんからしも付いている。

からしのツンとした後に非常にニンニクの効いたような濃厚なタレの味。豚肉と玉ねぎに非常に合い、肉の硬さも全く感じない。

これはテイクアウトではなく出来たてを店で食べてみたかったと少々後悔。またいつか再訪したい味。

あっという間に6本完食し、その後はターミナルビル4FにあるPRONTOで生ビールを飲みゆったり。

到着地、羽田空港の滑走路が混雑気味で多少出発時刻が遅れたが、多少の遅延で無事羽田空港に到着。

ちなみに平日最終便だからか、機内は意外な程の搭乗率。10%程度?ガラガラ過ぎてJALの今後を気にしてしまう。




このonちゃん良く見る。


夏の北海道、富良野・美瑛は終日天気が悪かったものの、ここぞと言う景色の所では晴れ間も見え、日本とは思えない絶景を堪能出来る。

また、気温も低く湿度も低いでこんな快適な夏は本州では無理。

美味しいものもまだまだ数多くあることだし、機会があれば来年再来年と訪れてみたい。そんな土地だった。

次回の旅はいよいよ夏の18きっぷ!


歩いた距離:- 食べたおいしいもの:「やきとりの一平」の室蘭やきとり

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