2011/01/21

仕事「WEB屋」で思う事。

自分の仕事、所謂「WEB屋」のお話。

以前勤めていたWEB制作会社は、業界内ではたぶん中堅規模の会社で、

営業を始め、プロジェクトをまとめ、金銭的な部分で関わるプロデューサー、クライアントの要望落とし込みから

制作スタッフの管理をするディレクター、サーバ管理からシステム開発を担当するSEとプログラマー、

そしてデザインをするデザイナー、デザインをHTML化するコーダー、それとFlashのActionScript専門に行うスタッフと

作業ごとに部署が分かれ、総勢20名程の制作スタッフが在籍していた。

もちろん社内のスタッフ以外にも、外部のデザイナーやカメラマン、ライター、SEO専門会社なども使いつつ、

大小様々な案件ごとに、各部署から選出された数名のチームで仕事をこなす訳。

自分は立場的にはデザイナーではあるものの、長年HTMLコーディングも経験している経緯もあり、

デザインとコーディングを半々の割合でやりつつ、Flashアニメーションやバナー作成など、

細々したものや、スケジュールが間に合わない短納期ものなどを一手に引き受ける、後処理人的な立場だった。

そんな制作会社から一転、ほぼ独立に近い形で、SEな人と二人三脚で仕事をするスタイルを選択したのが5年前。

基本は自宅でSOHOの様な形で仕事を行うので、出勤時間に追われる事も無ければ、平日に私用を済ませるなんて事も自由。

仕事のボリュームから逆算して、かかる時間と締め切り、案件ごとの優先順位さえ考えれば、

そこまで大変な事にはならないものの、逆にいつでも対応可能というスタンスで常にいる為に、

「急ぎ!」と指定されれば、昼だろうが、深夜だろうが、休日だろうが特に関係なくなり、

頭から完全に「仕事」の文字がが消え去るのは、誰しもが休む正月くらい。

更には、会社勤めでは自然と入って来た、業界の流行動向、最新技術だったりの情報は、

完全に自分から収集しに行かないと入って来ないことにもなるので、空いた時間で情報収集や、新たなサイト(サービス)の計画だったり

営業方法や会社の経営方針だったりを検討する時間も入って来るので、オンオフがつきにくい立場でもあるのかもしれない。

その中でも、デザインというのは、WEBサイトをまぁまぁ巡っていれば流行というものが見えて来るも、

その裏側、新たな技術やサービスとの連携、更にはHTML(XHTML)の記述の仕方からSEO対策方法、モバイルの仕様まで、

じっくりと見ないと見えて来ない部分が多々あるので、忙しい日々が続いて情報収集を怠っていたりすると、

過去の経験を踏まえて自分が正しいと思っていた事が、時代遅れ、認識不足という結果になることも。

結局何が言いたいのかというと、オンリーワンや個性を主張する前に、何においても基礎は大切。

その基礎も時代時代で年々少しずつ変わって行くものでもあるので、常に前と横を見ながら吸収する気持ちを忘れずにってこと。

スタンダートとは何か?


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