2010/03/21

2010春18きっぷ旅 5日目

5日目。18きっぷ最後の1回分はここ盛岡駅から東京へ帰るだけ。

朝一に出て直行で帰ると夕方前には着いてしまうため、途中中尊寺で有名な平泉に寄る事に。

まず盛岡駅からは事前に指定席券を確保していた臨時列車「きらきらみちのく釜石」に乗車。

雨が降る中盛岡駅に着き改札を訪れると、強風の影響できらきらみちのく釜石、魚彩王国号共に運休の案内が。早速出鼻をくじかれる。

昨夜の天気予報で本日の天気は荒れるとの事だったので、ある程度覚悟していたものの、実際に運休になるとは。

仕方なくみどりの窓口で指定席券の払い戻しを受け、東北本線北上行きに乗車。




終着北上駅の2つ前、花巻駅で下車。

以前から非常に気になっていた花巻駅、新幹線の新花巻駅で販売している駅弁「白金豚弁当」これを買うために途中下車。

弁当片手に30分後にやって来た一ノ関行きの東北本線に乗車。

雨はほぼやみ風だけが徐々に強くなって来た感じの天気。一ノ関以南の東北本線に遅れが生じているらしい。





途中、若干の徐行運転はあったものの、数分の遅れで平泉駅に到着。

駅前にあるわんこそばのお店「駅前芭蕉館」を覗くと大型バスでやって来た団体さんでいっぱい。

お店も準備中になってしまっていた。伺うと12時半から入れるらしいのでそれまで平泉の町を散策。

有名な観光地「中尊寺」までは駅から約2km。歩けない距離ではあるものの、往復時間と観光時間を考えると微妙。

駅前でレンタサイクル(2時間500円)を借りるか迷ったが、駅からそのまま歩いて700m程の所にある「毛越寺」に行くことにした。

毛越寺はほとんどの建物が大火などで消失し、遺跡と化しているためシンボルは中央の浄土庭園。

池の周りをグルッと大きくまわる形で散策するも、多く植えられた杉が目の前で花粉を噴霧。

目は涙目、歩きながらクシャミを連発。早歩きで急いでその場を退散。







駅まで戻り営業中となった駅前芭蕉館に入店。店内には既に10組近くのお客さん。

目一杯混んでいる訳では無いが、接客案内をしていた70歳近い(?)お婆さん、来店してくるお客の順番が覚えられず

待っている客を置き去りにしたり、突然相席にしたりと対応が下手。

席で待っていても誰も来ず、メニューを催促しわんこそばを注文。

ここのわんこそばは、盛岡の名店「東家」のように「はい、じゃんじゃん」とお椀に次から次へお椀へそばを入れるタイプではなく

始めから小さなお椀にそばが入れられたものが多数運ばれて来るタイプ。

非常に待たされ、列車の時間が気になり始めた頃ようやくそばが運ばれて来る。

様々な薬味を入れ、そばが入った小さなお椀からつゆが入ったお椀へ。どうもこのタイプだとわんこそばの雰囲気がない。

味も特段美味しいそばではなく普通のそば?



急いで駅に戻り一ノ関行きに乗車。2つ先なのですぐに到着。

着いてみるとホームには多くの乗客、どうやら強風の影響で大幅に遅れているらしい。

しばらく待っていると入線して来たのは仙台行きではなく小牛田行き。

待ちわびた乗客で一気に席が埋まる程の小牛田行き。乗客が着席した状態で車内清掃をし、折り返し小牛田駅を目指し出発。

思えばここからが長かった。

暖かい日差しにウトウトしていると駅が無い所で停車中。

長い停車後、徐行徐行の繰り返しで小牛田駅に到着する気配が全くない。

周りは家も無くどこまでも広がる田畑ばかり。確かにこれでは風の影響をモロに受けそうだ。

それでも何とか小牛田駅に到着したのが15時半。1時間半以上かかった。

小牛田駅で下車すると改札で乗客たちと駅員の声が。どうやら16時半以降まで上下線全線運休らしい。

それだったら一ノ関駅で事前に通達して欲しかった。新幹線に乗り換えて仙台に出れたかもしれないのに。

運休となってはどうすることも出来ないので、まずは駅を出てみるも駅前には何もないし人もいない。

東北本線の他、陸羽東線、石巻線、気仙沼線が乗入れているのにも関わらず、この閑散とした駅前は酷い。

出来るのはホームから車庫に並ぶ列車たちを眺めるか通過する貨物列車を見てるだけ。

意味も無く駅に出入りしながらウロウロ。







折り返し用の列車が到着し、仙台行きが出発したのが16:41。

こちらも常に徐行運転で、乗客たちは既にイライラ状態。

仙台駅に到着したのは到着予定の17:26から遅れる事1時間の18時半。

仙台駅から普通列車で東京駅まで帰ろうとすると17:01発の福島行きに乗らないと間に合わない。

そんな訳で普通列車のみで帰るのは不可能。18きっぷは利用出来なくなるが、ここからは新幹線を利用しなければならない。

で、どこまで乗るか。なるべく余計なお金はかけたく無いが、東北本線の遅れを考慮するとある程度進んだ方が無難。

本数も多く、確実に都内へ出れると考え餃子の街、宇都宮駅まで進むことにした。

自由席にも関わらず乗車券と合わせて8,000円近くの出費。18きっぷで安くまわってる意味が全く無い!

久々に乗る東北新幹線。先頭車両に乗ったからなのか、予想以上に振動が大きい車内。珈琲を飲みつつ宇都宮駅に到着。

その後は問題なく宇都宮線に乗車出来、今日中に東京へ帰ることができた。

北東北をまわるのにはまだまだ時間が足らない。次回はもう少し滞在型でゆっくり観光でも。




歩いた&走った距離:6.3km 食べたおいしいもの:「花巻駅」の白金豚弁当

0 件のコメント:

コメントを投稿