2010/03/22

駅弁カウントダウン。

旅先で全国のご当地グルメを食べるのと同じように、その土地の有名駅弁を食べるのが楽しみ。

マンガの「駅弁ひとり旅」を読んだ影響も多少あるかもしれないが。

ここで現時点での駅弁美味しかったベスト5を勝手に発表。




【第5位】



つい先日食べた花巻/新花巻駅で販売されているまるろくさんの「白金豚弁当」。

花巻駅は待合室奥にあるそば屋で販売。伺った時は駅弁1つも置いて無かったが、

そば屋さんがまるろくさんに連絡し、10分程で届けてくれた。

花巻市のブランド豚「白金豚」(はっきんとん)の豚カツがドカンとご飯に乗った弁当。

上にかかるのはソースだけかと思いきや、豚カツに甘辛の味付けがしっかりとされていて非常にご飯に合う。

飽きの来ない味付けでおかずが少なくても大変満足。ボリュームもやや満足。




【第4位】



創業明治34年と非常に歴史ある、そして有名な宮島口駅、駅前の本店などで販売しているうえのさんの「あなごめし」。

広島へ行った際は是非とも足をのばして宮島へ。そして駅からフェリー乗り場まで行く途中にある本店で購入したい。

経木弁当箱、蓋に包まれたあなごめしは、穴子の出汁で炊いたご飯と焼いた香ばしい穴子がキレイに並ぶ。

復刻版掛紙と経木弁当箱でこれぞ駅弁という雰囲気に触れ、冷めて味が馴染んだあなごめしを瀬戸内海の海を眺めながら、

もしくは宮島で鹿と戯れながら食べると絶品?




【第3位】



同じ西日本の広島駅で冬季限定販売、広島駅弁さんの「しゃもじかきめし」。

赤いしゃもじ型のプラスチック容器にカキの出汁で炊いたご飯、上には煮カキ、カキフライにカキ味噌和えなどカキ尽くし。

カキは好んで食べる程のものではないので、有名駅弁という事だけで購入。

一口目に煮カキを食べてみると、非常に食べやすい。臭みとか苦みがある訳でもなくクリーミーな感じ。単に食わず嫌い?

煮カキもカキフライもカキ味噌和えも同じカキではあるものの、味付けが全く違うため飽きない。

駅弁のサイズも大きく非常に満足出来る量でもある。

冬期がいつからいつまでなのか定かではないが、見かけたら是非とも購入したい一品。




【第2位】



東北、大館駅で販売している花善さんの「鶏めし弁当」。秋田駅でも見かけた。

群馬県・高崎駅の鶏めし弁当、福岡県・折尾駅のかしわめしと日本三大鶏めし駅弁の1つとも言われる。

なんと言っても醤油で甘辛く炊き込んだご飯と上に乗る鶏肉の味、歯ごたえがたまらない程絶品。

ご飯だけではなく、脇役となるおかず1つ1つの味も良く、もっともっと食べたくなる。

通常の鶏めし弁当の他、おかずが増えた特上鶏めし弁当も非常にオススメ!要予約なので通常+特上の2点予約でもいいくらい。

能代駅まで戻り、リゾートしらかみで日本海に沈む夕日、白神山地を眺めながら食べたら美味しさ倍増かも。




【第1位】



忘れられないあの味、九州の嘉例川駅、特急はやとの風で販売されているやまだ屋さんの「百年の旅物語かれい川」。これしかない。

嘉例川駅では数量限定で土日のみ販売らしいので、特急はやとの風で購入するのが確実。

その際はJR九州の窓口で事前に駅弁引換券を購入する必要があります(毎週月曜はやまだ屋さんが定休日)。

登録有形文化財に登録されている木造の嘉例川駅、大隅横川駅、日本三大車窓の矢岳、大畑のループ&スイッチバックなど

非常に楽しませてくれる肥薩線を走る黒い列車、はやとの風。

隼人駅を過ぎた辺りで駅弁との引換が徐々に始まる。

駅弁は出来てから余り時間が経っていないのか、ほのかに温かい。

竹皮の容器に入った弁当を開けると、見た目も鮮やかなおかずの数々が現れる。

地元の食材にこだわっているようで、椎茸と筍の炊き込みご飯、サツマイモを使った天ぷら「ガネ」、

じゃがいもの味がダイレクトに伝わる素朴なコロッケ、茄子の味噌田楽、大根と人参のなますなど、

どの味も手の込んだ感じが非常に伝わって来る味。特にガネの味がお気に入り。

駅弁を受け取り、木の温もり溢れる車内のはやとの風ですぐに食べても良いが、上りの場合はすぐに嘉例川駅に着いたりで忙しい。


全体のボリュームと弁当ということを考えれば1000円前後の駅弁は多少高いと感じるが、旅に出た際は是非ともご賞味あれ。

その土地でしか味わえない味、まだまだあります。


歩いた&走った距離:5.5km 食べたおいしいもの:「モンシェール・ミホ」の小倉あんパン

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