自転車専用道、歩道が自転車道を兼ねているのでココを走れ、と言われない限りは、
基本、車道の脇、所謂「路肩」を自転車では走る。
都内では、この路肩に駐停車する作業車などが非常に多い事もあってか、かなり余裕を持って整備されているので、
自転車乗りにとっては、そんな作業車前後に注意していれば快適に走る事が可能で、結構ありがたかったりする。
地方はどうか?と。国道、主要な県道もしくは市道など。
とにかくもう「罠」としか思えぬ体験ばかりする羽目になるので、もう驚きはしないし、ため息まじりの声を出さないと決めた。
片側1車線もしくは複数車線であろうと、車道の間隔が広く取られ、路肩のラインが歩道より1m近く余裕がある
そんな道は主要国道のごく一部にしか無い訳で、基本は路肩のラインは車幅ギリギリ。
バスやトラックはラインを踏んで走行というのが大半。
それでも、狭さは車側の配慮を最大限にお願いしながら走行するとして、それ以外の部分で気を付ける罠といえば、
ゴミ、砂利、砕かれたガラス、舗装状況の悪化による穴、たわみ、崩壊、夏の時期は特に危険な植物達の侵食、動物の屍骸などなど、
挙げたらキリが無さそうでキリがある罠の数々。突然迫り出す様に設置されたポールや電柱なんかもあったか。
車道の交通量が多く、歩道に人が歩いていない箇所など、申し訳ない感じで歩道を走らさせて頂くが、
そんな歩道も地方に行くと驚きの光景が広がることも。
一般的歩道は車道より1段高く、車を寄せ付けないという意味合いでそうなっているのか不思議ではあるものの、
車が出入りする箇所は車道に合わせて下がる。店舗が並ぶ箇所はこの繰り返しで上下にウネウネ。
そしてその歩道の高さも時には異様に高くなっていたりし、自転車が天高くダイブする事もある。
そんな歩道もあったかと思えば、路肩が白いラインだけになり、数m先には数mだけの歩道が突如現れ、
更にその先は草が車道をかすめるまで生い茂げ、ラインが見えないかと思えば、急に真新しい歩道が数十メートル発生するという
誰の為にどの様な理由で作られているのか不思議でならない歩道が現れる事もあれば、
歩道の先は草木が生い茂るあぜ道、砂利が敷き詰められた駐車場、といった変わり種も用意して来る。
ただでさえ普通のママチャリよりパンクし易い細めのタイヤでもあるので、走行中はほぼ目の前の真下が目線。
砂利を避け、排水溝の溝を避け、開いた穴に軽く落ち、逃げる思いで向かった歩道には無数のガラス片。
とにかく長距離を走った自分の体を労る前に、あれだけの悪路を走ってもパンクして来なかったタイヤにまずは賞賛を与えたい。
ちなみに今回は千葉県の九十九里浜まで行って来た。走行距離は今までで最長の180km。
休憩が少な過ぎた影響もあり、そんな賞賛を与えた自転車には暫く乗りたく無いと思う程疲れ果てた。そしてお尻が痛い。
2011/09/18
車道と歩道の狭間で。千葉編。
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