旅へ出る事を少し抑え気味にしている昨今でさえ、ご当地グルメ、B級グルメの情報は
以前の様な勢いは無いものの、状況は常に遠目で見ている感じ。
一時期は、何故そこまでご当地グルメにこだわるのか?と聞かれそうな勢いでのめり込んでいたけれど、
結局の所、旅先ではその旅先でしか味わえないモノを味わってみたい。それに尽きる訳で、
全国津々浦々、ネットの力を最大限に生かしながら調べてみると、思ってた以上にその土地でしか食されていないモノが多く、
その発見の楽しさと、初めて口にする実際の味と、現地の店の雰囲気や、地元の人から親しまれている感じだったりと、
全てがミックスされた魅力がご当地グルメにはあるんじゃないか?と思うからこそ、現地へ行き、食べ、写真に収めたいと思う。
だからと言って、新たに開発するご当地グルメはダメなのか?という訳でもなく、「地元の特産や食材を知ってもらいたい」
「街の活性化に役立てたい」という強い気持ちで集まった人達が、新たに新メニューを開発するパワーは凄いと思うし応援したい。
ただ、イベント向けのみに開発して、結局現地では食せる店が無かったり、あっても極僅かで、
盛り上がっているのは商工会議所だけで、店側は別に...と意外と冷めてる、なんて形はどうなのかな?と思う事もしばしば。
まだまだ全国食べ歩いた店舗は少ないけれど、もうちょっとお店の人との出会いも大切にしながら、全国周りたいかな。
一眼カメラを担ぎながら店を訪れると、意外と声を掛けられる事も多くて、
「ビールの泡足すよっ!」とか「撮るならいつもよりボリュームアップしてあげる」と、写真の写り具合を気にしてくれる人や、
「東京からわざわざこれ食べに来たの!?」と驚かれたり、「全国各地まわって食べてるなら味見して」と味の評価を頼まれたり、
「したら芦別住めばいいじゃん」と、移住の勧めを受けたりと、とにかく昔から地元民に愛されている店は温かいのだ。
そんな温かさを求めて、夏辺りからまた旅を再開したいかな。
次回はオススメのお店を何店舗かご紹介。
2011/01/25
ご当地グルメへの熱き思い。
2011/01/21
仕事「WEB屋」で思う事。
自分の仕事、所謂「WEB屋」のお話。
以前勤めていたWEB制作会社は、業界内ではたぶん中堅規模の会社で、
営業を始め、プロジェクトをまとめ、金銭的な部分で関わるプロデューサー、クライアントの要望落とし込みから
制作スタッフの管理をするディレクター、サーバ管理からシステム開発を担当するSEとプログラマー、
そしてデザインをするデザイナー、デザインをHTML化するコーダー、それとFlashのActionScript専門に行うスタッフと
作業ごとに部署が分かれ、総勢20名程の制作スタッフが在籍していた。
もちろん社内のスタッフ以外にも、外部のデザイナーやカメラマン、ライター、SEO専門会社なども使いつつ、
大小様々な案件ごとに、各部署から選出された数名のチームで仕事をこなす訳。
自分は立場的にはデザイナーではあるものの、長年HTMLコーディングも経験している経緯もあり、
デザインとコーディングを半々の割合でやりつつ、Flashアニメーションやバナー作成など、
細々したものや、スケジュールが間に合わない短納期ものなどを一手に引き受ける、後処理人的な立場だった。
そんな制作会社から一転、ほぼ独立に近い形で、SEな人と二人三脚で仕事をするスタイルを選択したのが5年前。
基本は自宅でSOHOの様な形で仕事を行うので、出勤時間に追われる事も無ければ、平日に私用を済ませるなんて事も自由。
仕事のボリュームから逆算して、かかる時間と締め切り、案件ごとの優先順位さえ考えれば、
そこまで大変な事にはならないものの、逆にいつでも対応可能というスタンスで常にいる為に、
「急ぎ!」と指定されれば、昼だろうが、深夜だろうが、休日だろうが特に関係なくなり、
頭から完全に「仕事」の文字がが消え去るのは、誰しもが休む正月くらい。
更には、会社勤めでは自然と入って来た、業界の流行動向、最新技術だったりの情報は、
完全に自分から収集しに行かないと入って来ないことにもなるので、空いた時間で情報収集や、新たなサイト(サービス)の計画だったり
営業方法や会社の経営方針だったりを検討する時間も入って来るので、オンオフがつきにくい立場でもあるのかもしれない。
その中でも、デザインというのは、WEBサイトをまぁまぁ巡っていれば流行というものが見えて来るも、
その裏側、新たな技術やサービスとの連携、更にはHTML(XHTML)の記述の仕方からSEO対策方法、モバイルの仕様まで、
じっくりと見ないと見えて来ない部分が多々あるので、忙しい日々が続いて情報収集を怠っていたりすると、
過去の経験を踏まえて自分が正しいと思っていた事が、時代遅れ、認識不足という結果になることも。
結局何が言いたいのかというと、オンリーワンや個性を主張する前に、何においても基礎は大切。
その基礎も時代時代で年々少しずつ変わって行くものでもあるので、常に前と横を見ながら吸収する気持ちを忘れずにってこと。
スタンダートとは何か?
2011/01/16
千葉の海と空と風。
前回は徒歩で東京を歩いた。
今回は自転車を利用して、ちょっと足を延ばして千葉。
と言っても、すぐ近くの広大な荒川を渡り、更に旧江戸川を渡ればそこはもう千葉。
湾岸エリアを走り、葛西臨海公園からTDRがある舞浜辺りまでであれば、徒歩や自転車で何度も訪れているので、
今回は更に先の浦安方面から船橋、幕張辺りまでをサイクリングしてみることにした。
サイクリングと言っても長距離走行には向かない、消耗しきったマイママチャリで。
葛西橋通りから荒川を渡る。川に沿って走る高架は首都高速中央環状線。
更にその先の江戸川区を抜け、旧江戸川を渡るとそこは千葉県の浦安。
建築物の高さ制限がある様にも思えないが、浦安に入った途端に背の高いビル群が無くなり、空が一気に広がった感覚。
そんな浦安から直進する事2kmちょっとで京葉線の新浦安。
新浦安の街は浦安とはまた違った街の造りで、埋め立てて出来た土地だと分かる区画整理と高層マンション群、
そして大型ショッピングセンターと言う完全ファミリー層向けの地域。
メインの車道や歩道は余裕を持った道幅な為、サイクリングには持ってこいの環境。
TDR向けのリゾート風ホテルも近隣には何件か立ち並ぶ。
東京湾を挟んで見えるのが幕張と千葉市。
そんな埋め立て地の新浦安を強風と共にグルッと1周したら更に東を目指す。
首都高湾岸線に沿って倉庫、工業地帯を抜け、船橋のららぽーとTOKYO-BAYに到着。
中央線では引退した201系さん。
豊洲のららぽーとへは何度も足を運んでいるものの、船橋のは数年ぶり。
改めて規模の巨大さを体感し、入り組んだ造りで迷子になる程で、マックは2件、スタバも2件、サイゼは3件も入る。
特に買い物目当てで来た訳では無いものの、これだけモノが溢れた所にいると、物欲がムクムクと起こりそうだったので、
一息珈琲休憩を取り、逃げる様にそのまま近くのIKEAへと向かうことにした。
こちらのIKEAもIKEAで店舗が超巨大。
カートもエレベーターも倉庫も巨大巨大。自分が小人になった様な感覚になれる。
更に家具だけではなく、調理道具から食器、生活雑貨、スウェーデンの菓子など、小物類も非常に充実。しかも安い。
店内にはフードコートも併設され、ソフトクリーム50円、ドリンク飲み放題付きのホットドックが150円と、
家族連れやカップルにとっては、テーマパークみたいな存在として楽しめるお店なのかもしれない。
ただ今回は1人。小型店舗でゆっくり品定めをする方が自分的には合ってるかな?と改めて思う次第です。
夕方になり日も暮れ始めたので、千葉サイクリングはここ船橋止まり。
大渋滞になっている駐車場を横目に、ららぽーとの裏から住宅街へと入り帰路へ。
ちなみに、毎度の列車旅でもそうだが、行き帰りで同じ道を辿るのが余り好きではないので、
今回もご多分に漏れず、土地勘も無い千葉の船橋住宅街に入ってみたものの、この選択が後々間違いだと気づく。
高速の脇もしくは下には道があると言う都内感覚で走るも、これが見事に途中で行き止まり。
工場地帯は真っ暗。更に側溝が落とし穴の様に口を開け、狭い道路では大型トラックが爆走。
原木では広がる畑の中で方向感覚を見失い、江戸川を渡る為に市川まで大きく迂回することになったりで
結局「千葉怖い」それだけが強く印象に残ることになってしまった。
次回は明るい時間帯に帰ることにします。もしくは電車で。
2011/01/12
お江戸の街歩き。
東京に住んで早5年。
江東区も下町情緒溢れるエリアと沿岸部の豊洲やお台場は高層マンション群と、色々な顔が見られる地域として
以前住んでいた中央区よりは特段住み易い土地。
外を出歩く事が好きではあるものの、まだまだ出会っていない景色は沢山ある訳で、
そんな景色に出会うべく、久々にカメラ片手に徒歩外出。
隅田川、荒川に挟まれ、更には運河が張り巡らされている江東区。こんな景色にはよく出会う。
基本は平坦な土地ではあるものの、この橋を渡るアップダウンは結構厳しい箇所もあったり。
江東区を歩くつもりが、隅田川を渡ってしまい中央区東日本橋へ。
「初音」という単語に引き寄せられたという事と、ビル2階に神社が入ると言う都会らしさ、物珍しさに惹かれ。
またこの付近一帯及び浅草橋駅付近は呉服、人形、玩具などの問屋がひしめき合っている地域。
一般の小売りもしている店も中にはあり、店先を覗くだけでも楽しめる所。
住所は台東区駒形。
どぜう料理で有名なお店を始め、隅田川の屋形船の船宿だったり、お江戸な景色を堪能出来る。
ちなみにどちらもまだ未体験なので、いずれは楽しみたいところ。
かと思えば浅草の吾妻橋からはアサヒビール本社と墨田区役所に並び、建設中のスカイツリーを眺めることができる。
クレーンで建材を上へ運び込む姿は見ていて飽きない。UFOキャッチャーの大きい版みたいで。
浅草まで来たので浅草寺と仲見世にも立ち寄る。
仲見世はここ最近整備されたのか、以前来た時よりも小綺麗できらびやかになっていた。
揚げまんじゅうを片手に、外国人観光客で賑わう仲見世を抜け、浅草寺境内へ。いつ来ても人で賑わう街なのです。
ちなみに浅草寺周辺のお店、その店に合わせた江戸風な絵が個々のシャッターに描かれているため、
閉店後、それを見て回るのもまた新しい浅草散策の1つかもしれない。
まだまだ魅力溢れる街、東京。「DISCOVER TOKYO!」なのだ。
2011/01/10
2011冬18きっぷの旅 新潟・会津編
18きっぷで旅をする際、数ヶ月前から綿密に現地を調べ上げ、脳内で旅が出来る程計画を立てる。
列車の時刻はもちろんのこと、船の時間、バスの時間と店の営業時間。不安な際は電話で確認。
もはや計画する事の楽しみ半分、それを実行する楽しみ半分とまでなりそうな旅の楽しみ方。
それだけ見知らぬ土地や食べ物に飢えている訳で、金銭的余裕があれば、全国周りながら仕事したいという夢もどこかにあったりする。
そんな用意周到なリサーチの鬼、今回は初体験、全くの未計画で旅に出ることとなった。
今回、旅に出る予定は全く無かったのだが、18きっぷ1回(日)分を友人から譲り受けたこともあり、
これを無駄にする訳にはいかず、日帰りで回れる範囲と考え、何度か足を運んで土地勘はある新潟&会津方面を選択することにした。
但し東京始発で動いていては時間的に余裕が無いので、前夜移動のムーンライトえちごに乗車して一路新潟を目指す。
新宿発のムーンライトえちごを高崎線の高崎駅でお出迎え。
1本前の高崎線新前橋行に乗車すると北鴻巣で日付が変更となり、新宿から乗り通すより1,000円近くお得。
そんな訳で、高崎線改札で18きっぷに5つ目の印を押して貰い、入線してきたムーンライトえちごに乗車。
ほぼ乗車率100%の列車は消灯せず、上越線から北へ北へと向かう。
窓ガラスが曇って外の景色は見えづらいが、越後湯沢駅辺りでは完全に雪景色になっていた模様。
4:51、終着の新潟駅に到着。もちろん吐く息は白く、雪がちらつく。
このまま更に北上するには数分後に発車する白新線に乗り換え、日本海側の列車を乗り継いで行けば、
当日中に函館に着く事も可能らしいが、今回は磐越西線で会津方面。
ただ、未計画旅。
せっかちに先を急がず、せっかくなのでもう少し新潟に滞在してみようと、駅前に出てみる。
しかしこんな時間から空いている店は24時間営業のロイホと松屋くらい。なんとも寂しい。
そこまで空腹では無かったので、店に入る事はせず、
そのまま駅前を北上しながら、日本海の姿でも見て朝日でも浴びようかと思い立ち、徒歩で移動を開始。
携帯の地図片手に移動を開始したものの、約3km程ありそうな距離を、顔を刺激する強風が吹き荒れる北国を歩ける程元気も無く、
結局萬代橋を過ぎた辺りで折返し、開店したてのマックで暖をとる事となった。
そのまま作戦会議と、食べログで近辺の店を調べたり、時刻表を確認してみるも、結局この時間帯&限られた移動手段では
無駄に時間を浪費しそうな気がしたので、少し先に進もうと、信越本線で新津駅まで進むことにした。
新津駅前は新潟市内よりも雪深く、木々はまるで白い花を付けた様な装い。
早朝でまだだれも踏んでいない雪の上を、一人はしゃぎながら足跡を付ける。
列車が入って来てはホームに下りて撮影、そして寒さを凌ぐ為に改札横の待合室に避難、更に外で雪遊びと
普段の計画遂行旅ではあり得ない程の時間の持て余しっぷりも、またこれはこれで楽しめる。
新津駅から快速の磐越西線会津若松行に乗車。時間は8時半頃。
ムーンライトで取れなかった睡眠もここで補いつつ、約2時間、ラーメンと蔵の街喜多方で途中下車。
先日の会津地方ドカ雪の影響からか、新潟よりも更に積雪の量が多く、車道は消雪パイプの影響で問題無いが、
歩道は場所によって膝上まで積もっている。
そんな喜多方で途中下車した理由はもちろんラーメンと、新潟で下調べした日帰り温泉施設「蔵の湯」に寄る事。
蔵の湯は道の駅内に併設された施設で、喜多方市内では唯一の日帰り温泉。
それでも駅からは直線距離9km程あるので、駅からはバスを利用する。
とりあえず「バスがある」と言う情報しか掴んでいなかったので、駅内の観光案内所でバスの時間を確認。
すると驚愕の事実を告げられた。冬場は休日運休と。
観光案内所のおばちゃんも非常に申し訳無さそうに、道の駅方面に行きそうな人に電話で声をかけてもらったりと、
行く手段を色々と考えてもらったが、結局タクシーと言う選択肢しか無くなり、喜多方での温泉は断念。
結局喜多方での予定がラーメン一本となってしまったが、未計画旅なんだからそう言うこともあっての旅。
気落ちせず気持ちを切り替え、深い深い歩道の雪をかき分けながら、過去何度も訪れている喜多方ラーメンの「坂内」さんへ。
自家用車で来る事が多かったこともあり、冬場のしかもこんな大雪の日に来店するのは初めてかも。
この店のスタイルは、店内に入りすぐに注文。そして自分で水を汲み、席に着席するタイプ。
しかし外は極寒。店内は暖房&厨房熱。メガネが一瞬にして曇り視界ゼロ。
そんな真っ白メガネを外すと、今度は頭上に掲げられたメニューが見えないが、うろ覚えで「ネギチャーシュー!」と注文。
メガネが曇ったら、カメラのレンズも曇る訳で、そんな事にアワアワしていたら注文したラーメンが到着。
丼一杯に広げられたチャーシューに、ピリッとした辛味がある白髪ネギ、そして透明度の高い澄んだスープに太縮れ麺。
昔ながらの喜多方醤油ラーメンも嫌いじゃないけど、結局この味が一番好きかもしれないし、
冷えきった体に温かいスープが染み渡り、更に美味しさが増した様な気がした。
美味しさに幸せを感じながら店の外に出ると、先程までの大雪が嘘の様な晴れ間。
雪が降ったり止んだり晴れたりと非常に忙しない天気が続く中、近所にあるという事で、
大判焼き(会津地方では「きんつば」)のお店「田原屋菓子店」に立ち寄り。
風格ある古民家と庭のお店で、1人しっとりと庭を眺め、雪解けの水が屋根に落ちる音を聞きながらきんつば1つ頂く。
このまま観光案内所のおばちゃんがお勧めした、無料で楽しめる酒蔵にでも行こうかと思ったが、この足下の状況と
そこまで日本酒好きな人ではないので、そのまま街のあちこちにある蔵を横目に駅へと戻ることにした。
喜多方駅から次に向かうは会津若松駅。
会津若松と言えば白虎隊。しかしその白虎隊記念館には既に過去訪れているし、駅から離れている。
駅近くで何か無いものか?と人の流れに合わせて歩いていると、屋台の群れが。そしてその先には人人人。
どうやら「十日市」と言う初市の様で、もの凄い人出。更に永遠と続く屋台の数。
そんな屋台の中では「風車」と言う飾り物と「起き上がり小法師」と言う小さな人形が数多く売られていて、
年初めにこれらを買い揃えるのが会津の風習の様だった。
そんな地方の風習を垣間見ながら、露天を端から端まで見渡してみたり、会津若松駅の隣「七日町駅」(なぬかまち)内で
美味しい珈琲などを頂きつつ、強風と雪の影響で列車に遅れが出るかもしれないと直感的に思ったので、少し早めに駅へと戻る。
嫌な直感は見事に的中。郡山方面からの列車が遅れ、折返しの上り列車発車時刻も未定とのこと。
高速バスへの乗り換えを促すアナウンスが響く中、まだ時間的にも多少余裕もあった為、
慌てる事も無く駅構内で土産物屋を物色したり、駅隣のスーパーを覗いてみたりと、運転再開の時間を待つ。
結局1時間遅れで列車は到着し、車内で長い事待たされはしたものの、何とか無事に発車。
吹き荒れる暴風雪で窓からの視界はゼロになりながらも、終着郡山駅に到着。
予定ではこの後、夕食に宇都宮で餃子でもと思っていたが、さすがに営業時間内に寄る事は難しそうなのでパス。
ムーンライトえちごは使ったものの、日帰り旅には丁度良い距離と、未計画ならではの緩さで楽しい1日だった。
ちなみに今回の旅で得た教訓。「雪国へスニーカーで行ってはダメ」。
雪で濡れた靴で、足下から込み上げて来るの冷えが非常に辛かったから。
2011/01/04
田舎でおもふ。
草津温泉から実家へ帰省。
同窓会で朝帰りだった為に、起床はいつもと同じ昼。
正月だからとおせち料理が出て来る訳でも無く、ソーセージ&ポテトとみそ汁&ご飯。
そんな正月気分を吹き飛ばす様な昼食を食べるも、その後の予定は空白。
親戚一同が集まる訳でも無く、普通の休日に1人追加された程度。
そんな訳で家に居ても暇を持て余すだけなので、実家周辺をぶらぶら散歩しながらカメラを構えてみることにした。
母校の高校。実家から自転車で5分もかからず登校していた。正面から見ると当時と全く変わらないな。
高校の裏はこんな感じ。1歩住宅街を抜けるとこんな景色が広がる。そしてからっ風が吹抜ける。
JR貨物のターミナル。階段や金網の手入れなんて全くされていない。
下り線だけなぜ高架なのかが分からない。
この近く、高さで電車を見るのは久しぶりな気がする。
ふらふらと2時間程度歩いてみたものの、田舎暮らしには戻れないなとつくづく思った。
便利さもさることながら、人と会話する訳では無いものの、人の存在というものに触れられる機会が極端に少なくなって、
人から受ける影響も減り、自分がダメになりそうな、そんな気分になってしまった。まだまだ刺激は受けていたい年頃なのです。
2011/01/02
草津温泉ふたたび。
今年も新年一発目の遠出は群馬の草津温泉。
去年は実家(埼玉県熊谷)に帰省、翌日日帰りで草津温泉に立ち寄り帰京したが、
今回は交通費の節約を考え、東京からバスで草津温泉に立ち寄り、そのまま実家に帰省するパターンを選んだ。
東京から熊谷までJRで片道1,110円。熊谷から長野原草津口まで去年は特急草津を使ったので2,390円。
更に駅から草津温泉までバスで670円と計4,160円かかるところ、今回利用したスパリゾートライナーは2,500円。だいぶお得なのだ。
ただ、バスの本数が東京駅9:30出発の片道1便のみ。それがちょっと残念。
時間ギリギリになりながらも東京駅丸ビル前に停車中のバスへ乗車。
座席はほぼ満席で2/3が年配の方で1/3が若者カップル。完全に年配者に囲まれると思っていたので、これはこれで意外。
首都高上りの混雑を脇目に、外環から関越道をひたすら北上。
大泉JCT懐かしいなと、車所有時期を思い出したのを最後に、気が付いたら群馬県一歩手前の上里SAに着いていた。
ここで15分の休憩。バス旅はやっぱりこのSA休憩が一番楽しみ。
珈琲系自販機の充実っぷりを見たり、SA限定のフードをチェックしたり、とにかく15分じゃ全く時間が足りなかったが、
群馬という事で、懐かしのまんじゅう焼きを頬張る。甘辛旨っ!
渋川伊香保ICからはひたすら一般道を走り、定刻の13:00に草津のナウリゾートに到着。ナウリゾートに宿泊の人はこちらで下車し、
温泉街へ向かう人は、次の草津温泉バスターミナルにて下車。
天気は去年と同じで、雪も降らず、ほぼ快晴。
積雪は雪景色を楽しむ分には丁度良い程度だけど、去年よりは若干少ない感じで20cmあるかないか。
今回、この後実家に帰省し、夜の同窓会に向かう予定だった為、滞在時間は僅か2時間。急ぎ目的地でもある西の河原露天風呂を目指す。
湯畑を抜け、お土産屋が並ぶ通りを抜け、片岡鶴太郎美術館を素通りし、脇に温泉の小川が流れる西の河原公園を抜けた先、
そこに超巨大露天風呂の西の河原露天風呂がある。
テニスコート1面は優にありそうな大きさで、その周りを囲う様に人々が座っている。
子供から大人、メガネくんから入れ墨な人、様々な人が温泉の温かさで笑みを浮かべている。
そんな光景を見ているだけで何だか幸せな気分になれる。そんな広々温泉は新年一発目に相応しい所だった。
2011/01/01
大回りで年明け。
新年明けましたねおめでとさん。
去年と同じフレーズで年明けの挨拶。
2011年はウサギの様にピョンと飛び跳ね...と、そこまでは高望みはしないものの、飛躍の1年でありたい所。
そんな新年一発目に、緩ーく大回りをしてみることにしてみた。
「鉄」な人には有名な「大回り」。
所謂、大都市近郊区間内はどんなルートを通ろうが、最短区間の運賃で乗車可能な訳で、
JR東日本の最低運賃130円で、その区間を大回りして乗車した隣駅だったりで下車する遊び。
もちろんルールはあり、途中下車無し、同じ駅は2度通れず一筆書き、新幹線不可、東京近郊区間内に限る。といった所。
範囲としては、西は伊東・韮崎、北は水上・黒磯、南は安房鴨川、東は銚子とかなりな広範囲。
ただ、この範囲内で一筆書きをしようとすると、ルートや範囲は結構限られるものの、
それでも丸一日乗り潰しても、時間が足りない程の距離になる。
そこで今回、元日の初詣客用に運行されている、終夜運転も一緒に利用して、この大回りを楽しんでみることにしてみた。
ちなみに今回の目的はこちら。
・終夜運転の列車に乗車し、普段見る事の無い時間が表示されている電光掲示板をチェック
・深夜の駅構内状況及び初詣客の流れをチェック
・車内の暖房で暖まりながら、流れる車窓を見ての昼寝。
・高崎駅でだるま弁当or鶏めし弁当の買い込み。
・我孫子駅で有名な弥生軒の唐揚げそばを実食。
結果として、最後の弥生軒は店がお休みで願い叶わなかったが、それ以外は達成。
特に細かいことは決めずに走り出し今回だったが、ルート的には総武線で西船橋、武蔵野線で府中本町、南武線で川崎まで出て
京浜東北線と東海道本線で茅ヶ崎まで出たら、一気に北上して高崎。両毛線と水戸線で小山から友部、
常磐線で我孫子の、成田線、京葉線経由で一回り。
10数時間列車に揺られるも、都心から郊外に向けての車窓や、駅構内の飲食店、売店でのお土産などなど、
130円でたっぷりと鉄分補給と旅気分を堪能出来るので、時間のある方は是非ともお試しあれ。
今回Notカメラ持参だったので、昨年末に撮影したJALのジャンボ機を。