猛烈な台風18号が本州上陸とニュースが流れている中、Tシャツ短パン、サンダルという格好で羽田空港に向かっていた。
1年前から始めたJAL旅行積立。目的地も南方、沖縄本土ではなく石垣島と決め、意気揚々とこの日を待ちわびた。
そんな今日は思いもしなかった台風直撃。台風発生の一報からハラハラしていたが、17号は台湾付近に停滞、
18号は直撃と台風ダブルパンチの酷い仕打ち。
前日、JALのサイトで確認するも、既に70便以上が欠航予定で、羽田・石垣便のJTA071便もいつ欠航になるか気の抜けない状態。
それでも今日は飛ぶ!と絶対的な気持ちを胸に、寒さを堪えて羽田に着くと「定刻通りの離陸予定」の文字。
やったぁ!日本トランスオーシャン航空ありがとう。空に上がってしまえばこちらの勝ちだよ。
狭い機内、クラスJは無いのでエコノミー席に着席。
定刻6:25、CAが仏頂面でシートベルトの説明をしているのを見ながら無事黒い雲を抜け、分厚い雲海の上に飛び出た。
地球は丸い。
機内ドリンクで必ず注文するコンソメスープ、お茶、スカイタイムのコンボを注文し、約3時間程で石垣空港へとやって来た。
この石垣空港、滑走路が通常空港よりかなり短いらしく、急制動で止まり、下手したらオーバーランする可能性もあるらしい。
そんな心配をよそに、今回のキャプテンはきれいに着陸してくれた。しかし滑走路の終わりは目と鼻の先。ちょっと怖い。
石垣島の天気は台風が来ているけど雨が降っていないと言った感じのドンヨリグレー。風も強く17号の影響?
「おーりとーり」と出迎えられた石垣、早速レンタカーを借りて石垣の市街へと向かう。
朝一で家を出て来たので腹が減っている。そんな訳で沖縄限定のファーストフード「A&W」にまず向かう事に。
ここには「ルートビア」という独特の飲み物があり、風味は湿布風(?)しかも店内ではこれが飲み放題。
今回、この後の予定も埋まっていたのでバーガーをテイクアウトし、まずは島の北東にある展望台「玉取崎展望台」を目指す。
ちなみに島の方々、ノロノロと走る軽トラもあれば、猛スピードで後ろにピッタリとくっつく軽トラあったり、
自転車は車道真ん中走るなど少々荒っぽいご様子。
強風に揺れるサトウキビ畑の中を走り玉取崎展望台に到着。ハイビスカスに青い海、緑の山にグレーの空。
空だけ残念な色に見舞われているので景色全体が彩度が落ちた様な色味に見えてしまう。
下のは加工したもの。こんな色の空を期待していた。
車は更に北上を続け、平久保ビーチという整備されていないビーチにやって来たが、入口は木々の間に僅かに空いた獣道。
そこから下って行くと目の前にビーチが広がるのだが、ビーチとは言うには少々狭い。そして波は高い。
青い海、広がる白い砂浜をイメージしていたので、余りのギャップに足早にビーチを去ってしまう。
波が高く、気温もどこか高原にいるかの様な涼しさの中、次に向かったのはクラゲネットも設置された「サンセットビーチ」。
サンセットの「サン」は全く目にすることはできないが、水着に着替え海へ向かう。
もちろんビーチにいるのは数人、海に入っているのは我々だけという寒中水泳状態の中、大の男4人は海上をプカプカ浮いていた。
寒さの為、南の島に来た実感が全くわかない所ではあるが、ビーチ遊びを切り上げてランチタイム。
移動途中にあった「carib cafe」で沖縄らしいタコライスを注文。
晴れていれば窓から眩しい空、海を眺めながら食事が出来るのだが、本日は室内暗し。でも味はGOOD。
お腹も満たされたので、石垣島と言えばココと必ず紹介される「川平湾」へ「いい〜んです!」と川平Jのマネをしながら移動。
ここは遊泳禁止ではあるものの、グラスボートと言う船の船体一部が透明に改造されたものに乗り込んで
海中のお魚さん、珊瑚たちを見てみようといった体験が出来る。
早速1,000円を払い湾に出てみると、そこには無数の子猫集団がお出迎え。グラスボートスタッフが手なずけたのか、
人を全く恐れず足下へと子猫達がやって来る。
何か下半身から特殊な臭いでも出ているのだろうか?先日の江ノ島でも猫に好かれた。
グラスボートに乗り込み、海中が見えるガラス部分を覗きながらの移動。船は揺れ、移動も早いため撮影どころでは無い。
それどころか、これ以上流れる海中の景色ばかりを見ていると船酔いを起こしそうだった。
ちなみにTHE川平湾の景色が撮影出来るレストランのビルは何故か立ち入り禁止で、
期待していた川平湾全体を眺める事も出来なかった。
猫に夢中。
予定では島の北西で沈む夕日を眺めてホテルに向かう事になっていたが、
肝心の夕日は全くもって顔を出さない雰囲気だった為、「さよこの店」でサーターアンダギーを買い込み、
今回のホテル「石垣リゾートグランヴィリオホテル」へとチェックイン。
今回、JAL旅行積立という事で多少部屋のグレードも上げ、広々とした部屋からは大海原と波の音を聞くことができる。
オープンして間も無い為施設も新しく、温泉ではないものの、大浴場と露天風呂も完備されていて文句なしに最高のリゾートホテル。
夕食はホテル内で焼き肉を頂き、部屋に戻ってデザートのサーターアンダギー。
これまた銀座のわしたショップで買って食べるものと雲泥の差。
冷めても外はカリカリ中はしっとりで、さよこさん良い仕事してます。
残り2日、澄んだ青空と光り輝く海、期待したい所。ホテルの屋内プールと露天風呂で癒されお休みです。
食べたおいしいもの:「さよこの店」のサーターアンダギー
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