2009/10/18

2009 鉄道の日記念きっぷの旅 西日本編 5日目

最終日。

レンタカーを借りる時間まで朝日を浴びながら宇部線、小野田線に乗車。

新山口駅に戻りレンタカーヴィッツを半日借り、まずは秋吉台に向かう前に湯田温泉に立ち寄る事に。

新山口から10数kmで湯田温泉街に到着。しかし、ホテルなどは立ち並ぶも温泉街の風情みたいなものは感じられず

住宅街の中にあるホテルの様相。

駅に向かえば立寄温泉情報でも見つかると思ったが、駅は閑散とし「白狐の湯」と書かれた看板に大きな狐の像だけ。

事前に調べた公園内にある足湯の場所へ移動してみるも、公園は子供達が遊ぶ住宅街の公園。

この雰囲気の足湯に浸かるのは少々気が引けるので、そのままスルーして秋吉台に向かうことにした。




車を走らせる事30分程、山道を走り秋吉台に到着。

秋吉台に来るのはたぶん20数年ぶり。子供の頃に一度来たらしいが、全く記憶になし。

つい先日訪れた四国カルストと同じく、石灰岩が多く露出したカルスト地形の光景が望める秋吉台。

駐車場、展望台付近はある程度固まって石灰岩があるものの、遥か彼方の山々には点々とある程度。

その山々まで長い距離の歩道が用意されているものの、観光客達は展望台から出ることがないので、人は全くいない。

石灰岩の量、全体の眺望を考えると標高の高い四国カルストの方が見応えは上な気がする。風車もあるし。




写真では分かりにくいが大きな窪地がある。これがドリーネ?それともウバーレ?





秋吉台の後は鍾乳洞の「秋芳洞」へ。

駐車場に車を止め、石材系の土産街を抜けた所に大きく口を開けた秋芳洞の入口。

丁度小学校の修学旅行生と観光バス客と鉢合わせしたため、洞内は混雑。

秋芳洞の見所と言えば「百枚皿」と「黄金柱」。

整備された洞内はアップダウンはほとんどなく歩きやすい。しかし明かりは一部しかない為、手持ちカメラ撮影はかなり困難。

ISO3200に上げてギリギリ撮影出来る程度で、持って行った外部ストロボでも範囲が広すぎて光が届かなかった。

徐々に上り勾配になり、一番奥の黒谷入口まで行くと折り返し。ここまで約30分。

昔行った岩手の龍泉洞より勾配も緩やかだったが、あちらの方が神秘的な青色の湖など、見所は多かったような気がした。





ISO3200で撮影。露出1秒で手持ちは厳しい。



外部ストロボを使うとこんな感じ。同じくISO3200。





山口のご当地グルメ「瓦そば」。発祥は山口県の西「川棚温泉」だが、時間的に寄ることも出来なかったので

帰り道にある「和風レストランNEWきゃっする」という所で瓦そばを注文。2人前からなので、1人で2人前を食べる覚悟。

運ばれて来たのは瓦の上に焼かれたそばと、錦糸卵、ネギ、肉などが乗った状態で、温かいつけ汁で頂く。

食べると悪くはない味ではあるものの、そばを焼く際に多くの油を使っているようで脂っこい。

以前鹿児島の国分にある「鈴よし」と言う店で食べた瓦そばの方が格段に美味しかった。




時間があったので新幹線撮影。ひかりレールスターがやって来た。



多少胃もたれを感じながらも、2人前を何とか完食し、レンタカーを返却。

いよいよ下関から九州へ上陸する。下関駅からはバスで唐戸へ。

既に対岸には門司港、そして関門海峡が横に見える。

現在、関門トンネル及び関門人道トンネルは工事中ということで、歩いて九州に上陸する事は不可能。

その為今回は船でここ唐戸から門司港へと渡る手段で九州上陸を果たす。

唐戸は下関駅前とは違い、多くの人で賑わい、そしてデッキなどが整備された港だった。




早速関門汽船の関門連絡船に乗船。片道は390円。時間的にも10分かからない程度で門司港へと到着。

関門海峡は大型のタンカーなども行き交い、タンカーが作った大きな波で船体も大きく揺れる。

到着した門司港は街全体がレトロ。その名の通りこの辺り一帯が「門司港レトロ」と言う観光スポットになっている。

また、近くには九州鉄道記念館、平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線のトロッコ「潮風号」が走るなど、非常に魅力的な街。

そんな門司港のご当地グルメ「焼きカレー」を食べに駅近くの焼きカレー専門店「伽哩本舗」へ。

今回の旅3度目になるビールと、ビーフ焼きカレーを注文。

熱々の焼きカレーが運ばれ、窓から門司港を眺めハフハフしながら食べる。至福のひととき。しかしビーフが硬すぎた。






昔からある形を今でも残している門司港駅で九州の鉄道起点0哩標、関門連絡船通路跡などを見てから小倉に。

ここからは日田彦山線で田川後藤寺駅、そこから後藤寺線で新飯塚駅、筑豊本線で博多駅へと向かう。





福岡空港から飛び立つJAL348便は21:25。博多に着いたのは19時だったので、時間的にはまだ余裕がある。

博多のご当地グルメと言えばラーメン、焼きラーメン、鉄なべ餃子、もつ鍋など様々。

今回は屋台の味「焼きラーメン」を食べに博多駅から1km程離れた場所にある「KENZO cafe」へ、

駅で荷物をロッカーに預け、カメラと財布のみを持って歩いて移動。

迷いながら30分程で店前に着くと、店内が暗い。なんと日曜定休!今日は日曜日。事前チェックが甘かった...


途方にくれながらトボトボ歩き、焼きラーメンを食べることができるお店をこの短時間で調べるには厳しかったので、

博多に来たらよく行く久留米ラーメンの店「大砲ラーメン」に行くことにした。

時間も20時半過ぎ。余裕も無くなったので足早に祇園駅から地下鉄で天神駅に。

時間を気にしながら天神地下街を足早に移動し、三越近くにある大砲ラーメンへとやって来た。



ラーメンを注文し、レンズを望遠レンズから食べ物撮影用として使っている単焦点に変えようと思ったその時、

手にぶら下げていたレンズ袋がない!一瞬頭が真っ白。荷物をロッカーに預けてからの自分の行動を遡ると天神地下街のトイレだ。

そうなったらもうラーメンどころではない。運ばれて来たラーメンを早食いし、急いでトイレに引き返す。

時間的に忘れたのは20分前。そのまま置かれたままになっている事を願いつつ、汗だくでトイレへイン。ない!ガッデム!!×10

辺りを隈無く探すが見当たらず、近く似合った天神地下街防災センターへ届け出。近くにいた掃除のおばちゃんにも確認し、

トイレ掃除担当の人に確認してもらうも見てないとの事。

あぁ昨日のきっぷに引き続き、レンズ紛失とは。落胆して落ち着いている暇もなく、飛行機の時間も迫っている。

博多駅に戻り、ロッカーから荷物を回収。再度地下鉄に乗り福岡空港へ。

離陸15分前に到着し、定刻通りJAL348便は飛び立った。レンズを博多に残したまま。


今回の旅で身にしみた事、

・乗り換えはともかく、滞在地の時間は1時間以上取り、余裕を持たせる。

・荷物は極力少なく、長期の場合は最終日に自宅へ発送。

・出発直前に予定表を再確認。

今回の旅での残念な出費、きっぷ紛失3,000円。レンズ紛失30,000円。合計33,000円也。

次回は溜ったマイルで北か南へ行くか、もしくは冬の18きっぷ旅。行き先は未定。これにて鉄道の日記念きっぷの旅は終わり。


完乗路線:後藤寺線/篠栗線


歩いた距離:19.1km 食べたおいしいもの:「伽哩本舗」の焼きカレー

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