10月14日は鉄道の日。それに合わせてその前後で利用出来る「鉄道の日記念きっぷ」がJR各社から発売される。
使用方法的には「青春18きっぷ」の3日(人)バージョン。全国JR各路線の普通・快速列車が乗り放題。
10月3日が利用日初日。そんな初日から早速3日分を利用して北陸へグルメ旅に出発。
3日間という短い期間の中で北陸をまわる、B級グルメを食べる、駅弁を食べる、温泉に浸かるをこなす為には
効率よく回る必要がある為、それ以外の「観光」については今回二の次。
そんな訳で早めの東海道本線に乗るべく山手線で品川駅、そして国府津駅へとやって来た。
今まで何度も通った国府津駅、ここで降りるのは初めて。太平洋側から山間部へと走る御殿場線に乗車するのも今回が初。
太平洋側はサンサンと降り注ぐ日差しが眩しいくらい晴れていたのにも関わらず、御殿場線で御殿場辺りまで来ると外は雨。
意外と高い位置を走っている中央自動車道を横目に列車は沼津駅へと到着。ここで駅弁を調達。
沼津駅で購入した駅弁「鯛めし」。ボロボロと食べづらい。
ここからは乗り換えもスムーズに10分未満の乗り換えが続き、浜松駅、豊橋駅、大垣駅、米原駅と東海道本線に乗り続けた。
そしてここ米原駅からは進路を西から北へと変え、北陸本線に乗り換え。長浜駅、近江塩津駅、敦賀駅と徐々に北上を続け
最初の目的地、武生駅に到着したのは15時半。
寝台特急列車を改造した普通列車。通称「食パン」。車内上段にはベッドが収納されたまま。
ここで食すのは「ボルガライス」。名前だけ聞いたらどんな食べ物が出るのか見当もつかないが、
単純にオムライスの上にカツが乗ったもので、この武生周辺では「ボルガライス」と言う名前がついている。
古い町並みを残す武生の街を歩き、やって来たのはこじんまりとした洋食屋さんの「ヨコガワ分店」。
早速ボルガライスを注文。きれいに整えられたオムライスの上に薄めのカツが乗って出て来る。
オムライスはふわふわ卵ではなく、老舗洋食屋さんの様な薄焼き卵。中のチキンライスもケチャップ色ではなく茶系。
ボルガライスを頂きながら、長いコック帽を被ったご主人と話をしていたが、「ボルガライス」という食べ物は
お客さんの要望で作ったもので、名前の由来等は不明との事。ルーツについては辿って行くとどうやら東京かららしい。
撮影するのできれいに盛ってくれました。ありがとう。
列車の時間もあるので早々とお店をあとにし、本日の宿泊地金沢駅へと向かう。
金沢には武生のボルガライスに似たB級グルメ、「ハントンライス」なるものがある。
ボルガライスと同じく、ケチャップライスの上に卵までは同じだが、その上に白身魚、エビなどのフライが乗り
ケチャップとタルタルソースがかかった形がハントンライスの特徴。
金沢駅前からバスに乗り繁華街の香林坊へ。ここにあるのがハントンライスで有名な「グリルオーツカ」。
ここも老舗の洋食屋のようで、ハントンライス以外にも洋食屋らしいメニューが並ぶ。
注文はもちろんハントン風ライス。それの大盛り。で、すぐに運ばれて来たハントンライスはもの凄い量。
どうやら普通盛りでも十分に食べごたえがあるらしく、大盛りを頼んだのは完全に失敗。
ボルガライスのライスは茶系だったが、ハントンライスのライスは完全なるケチャップライス。
その上にトロッとした卵とフライ、タルタルソースが乗り、高カロリー必至。
大盛りのケチャップライスと格闘しながらも美味しく頂いたハントンライス。ごちそうさまでした。
その後、夜の武家屋敷をフラフラとまわり、大移動の1日目は終了。
時間の関係上、福井のB級グルメ「ソースカツ丼」を食す事が出来なかったので、それはまた次回。
金沢駅前のこの門はいつ見てもすごい迫力。
完乗路線:御殿場線/北陸本線
食べたおいしいもの:「グリルオーツカ」のハントン風ライス
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