ついに最終日。今日の鹿児島も灰が舞っている。
重いスーツケースを持ちながらの飛行機搭乗は避けたいので、ホテルから自宅へと発送。
手荷物はカメラ&カメラバックだけとなり、軽快に鹿児島中央駅へと移動。
本日はここから「特急はやとの風」に乗り吉松駅、そこから「観光列車いさぶろう・しんぺい号」で人吉駅へ渡る行程。
早速黒塗りのはやとの風に乗車。座席はJR九州特有の木をふんだんに使った作り。
桜島を右手に眺めつつ、列車は隼人駅へ。ここで有名駅弁の「百年の旅物語 かれい川」を積み込む。
既に大分駅で駅弁予約を済ませているので、引換券にてかれい川をゲット。
展望席で駅弁を広げ、外の景色を眺めながらかれい川を堪能。その味は今まで食べた駅弁の中ではベスト1!
作ってから余り時間が経っていないからかもしれないが、おかずも含め全ての味が最高。もう1つ欲しいくらいだった。
そんな駅弁とホクホク顔で堪能していると、列車は嘉例川駅へと到着。
ここでは数分停車するため、乗客は皆カメラ片手に外へと出る。
駅弁堪能を途中でストップし、ノスタルジックな築100年以上の嘉例川駅をじっくりと堪能。
列車は霧島温泉駅、大隅横川駅でも数分停車しながら、吉松駅へと到着。
乗務員さんをパチリ。
吉松駅駅前には蒸気機関車のC55が保存されていたので、それを眺めつつ乗り換えのしんぺい号を待つ。
しんぺい号は吉松駅と人吉駅の短い間を走る観光列車だが、その間には
スイッチバックで上がる真幸駅や日本三大車窓の1つ矢岳越えや、国内では唯一のスイッチバック&ループ線の大畑駅など
色々と楽しめる要素が満載な区間。
普通列車なので18きっぷで利用可能だが、自由席は地元客用に用意された数席だけなので、
ほぼ指定席を確保する必要があるのだが、山口から来たというお爺さん&孫は、
ほんの数駅なのに指定席代金を払うのはおかしいと息巻いて、指定席代金500円を払うのを拒み続けていた。
乗務員さんも困っていたが、孫の前でこの態度はちょっと恥ずかしくないだろうか?
と、思いつつも列車は順調に走り続け、各駅に数分停車したり、三大車窓に差し掛かると停車してアナウンスを入れるなど
短い区間ではあるけど、色々と楽しめるしんぺい号だった。
スイッチバックで高度を上げて行きます。
日本三大車窓の1つ「矢岳越え」。
大畑駅のループ部分。向こう側に線路が微かに見える。
列車は終着駅の人吉駅に到着。
次の普通列車まで1時間半近く時間があったため、駅前を散策するべくレンタサイクル「楽ちゃり」を借りる。
人吉温泉という温泉街ではあるものの、人通りも閑散としていて、食べ物屋もあまり多くなく街中も静か。
その中でも餃子店として有名な「思いつきの店」に足を運んでみる事に。
その名前の通り、営業日も「思いつき」らしく不定休。営業しているかな?と覗いてみると、そこは普通の家。
2階部分に看板は出てるも、入口はどう見ても普通のお宅。勇気を出してチェイムを鳴らしてみると
ランニングシャツのお爺さんが「3時からだよ」と出て来た。どうやら営業時間外は入口を閉め切っているらしい。
そんな訳で餃子は見送り、近くで見かけた熊本ラーメンを食べて駅に戻った。
人吉駅前のからくり時計。
ここからはもう空港まで一直線。球磨川沿いを走り八代へ。八代から熊本、有明海に沈む夕日を眺めながら
大牟田、久留米を通過し博多に到着。
博多駅で腹ごしらえの為の駅弁でも買おうかと思ったが、さすがに時間が遅かったので収穫無し。
そのまま福岡空港に移動し、JALの羽田行き最終便に乗りこの旅も終わりとなった。
今回の旅、意外な出会いや様々な発見があったりで非常にボリュームたっぷり&楽しい旅になった。
四国・九州共にまだまだ堪能しきれていないので、是非ともまた足を運びたい。
さぁ普段の生活に戻れるだろうか。まだまだ旅行気分でいたいのでこれで終わりとなると、ちと寂しい...
完乗路線:肥薩線
食べたおいしいもの:駅弁 百年の旅物語 かれい川
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