2009/08/13

2009夏 青春18きっぷの旅 四国・九州編 5日目

阿波踊りにより体力を消耗しつつも、今日は移動日。

徳島から室戸岬を通って高知まで列車とバスがセットになった「徳島・室戸・高知きっぷ」を

事前に購入していたので、本日はこれを使ってまずは室戸岬へ。

海部駅から甲浦駅までは車内にたくさんの風鈴を付けている阿佐海岸鉄道に乗車。



本来は山を抜ける為のトンネルだったが、徐々に山だけが削られ、トンネルのみ残る変わった景色。




甲浦駅からはバスに揺られる事1時間。四国の東の南端、室戸岬へ到着。

今日も天気は快調で暑いが、海辺ということもあり風が強く汗の量も少なかった。

大きな岩に叩き付けられる波を眺めつつ、室戸岬裏手の山上にそびえる室戸岬灯台へ行ってみることにした。




灯台は、四国88ヵ所お遍路の24番札所「最御崎寺」の奥にあるらしく、歩いて行くには

その最御崎寺への「へんろ道」から行くらしい。入口には「登山道」と書いてあるが、

その他特に注意書き等も無かったので、カメラ片手にそのまま山奥へ突き進むことにした。

歩き出して数分。もはや後悔。道は勾配がきつく険しい。鬱蒼とした森の中の獣道で、途中には倒木も。

激しい息切れと吹き出る汗で、シャツはみるみる色を変えて行く。

700m程だから大丈夫だと思っていたが、これはとんでもない。今回の旅の中で一番の汗吹き出し。

途中で時間を見る余裕も無かったが、なんとか頂上の最御崎寺へ到着。完全に満身創痍。



これが険しい登山道の入口。



160万カンデラという日本一の明るさを持つ灯台。




バス時間も気になり始めたので、30分程灯台と最御崎寺を見学して下山。

この下山も曲者で、道に大量に落ちている落ち葉&急坂で滑りやすい。更に石に足を取られ、下手すると捻挫になる。

無事、海風を感じられる地上へ下山し、水分補給後バスに乗って「ごめん・なはり線」の奈半利駅に到着。

このごめん・なはり線には高知県出身のアンパンマン作者やなせたかしデザインによるキャラクターが、

各駅に付けられていて、奈半利駅は「なは りこちゃん」。とりあえず奈半利駅と終点の後免駅キャラのピンズを購入。

アテンダントが乗車するごめん・はなり線に乗り、そのままJR直通で高知駅へ。


ここ高知は路面電車が走る街。

今までの旅を含め、函館・豊橋・富山・高岡・福井・岡山・広島・松山・長崎・熊本・鹿児島と、多くの路面電車街を訪れた。

昼間の時間帯であれば次から次へと電車がやってくるので、バスより便利な路面電車。

東京都内にも普段の足として、地下鉄やバス・タクシーではなく路面電車を復活して欲しいくらい。




高知に降り立つとヤシの木が出迎え、いつも以上に強い日差しが南へ来たと実感させてくれる。

ホテルで荷物を降ろした後は、日本三大がっかり名所のはりまや橋はスルーし、すぐ「鰹」を食らいに。

ホテル近くにある「ひろめ市場」には数店もの飲食店が軒を連ね、その中にある「明神丸」と言うお店では

美味しい藁焼きの鰹タタキが食べられると言う事で早速ひろめ市場へ。

お盆休み真っただ中ということで、ひろめ市場は大混雑。各店で食べ物を注文し、中央のテーブルで食べる仕組みのおかげで

注文に並ぶのより、席確保に困難を要した。

本場高知の鰹タタキ、絶品です。一般的なタレで食べるのも良いが、塩ダレもまたサッパリで美味しい。

タレ・塩、そしてお供にビールを食べ尽くし、明日の高知観光に備える。



ホテルに戻ると花火が目の前に。どうやら順延になっていた花火大会が今日行われた模様。部屋を暗くし窓から花火を眺めた。




完乗路線:牟岐線/土佐くろしお鉄道阿佐線


食べたおいしいもの:「明神丸」の鰹のタタキ定食

0 件のコメント:

コメントを投稿